ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(源泉名:南蔵王温泉湯々里) 54.2度 / ph7.3 / 80.6L
Na+ = 1190 / K+ = 20.4 / Mg++ = 25.6 / Ca++ = 212.4
Fe++ = 5.2 / Cl- = 877.8 / SO4- = 1695 / HCO3 = 327.3
H2SiO3 = 56 / HBO2 = 96.2 / CO2 = 109.6 / H2S = 0.1以下
成分総量 = 4625.3mg
宮城県白石市福岡八宮字川原子上2
0224-24-8336
男女別露天
300円
9:00 – 20:00
宮城県南、のどかな長閑な田園風景が広がる所にある施設です。
まるで民家を改造したような造りをしており、宿泊も受け付けているみたいですね。
ちなみにこの施設、ちょっと変わっています。民家の玄関そのままと言った感じのところで靴を脱ぎ、中に入ると、広々としたリビングのような造りをした休憩所があります。
受付もこの休憩所にあるのですが、先客がカラオケで盛り上がっており、何だかとっても賑やかです。
ヘタすると「お兄ちゃんも一曲歌っていけや!」と言われてしまいそうな雰囲気で、度肝を抜かれました。
とりあえず女将さんと思しき方に入浴料を払い、カラオケしている集団の脇を抜け、お風呂に向かいます。
さて、このお風呂ですが、半露天風呂になっており、ちゃんと屋根もついていますが、どうも庭の一角を改造して造ったような感じです。
脱衣所と浴室は一体になっており、浴槽が一つあるだけです。
手造り感に溢れる鄙びた造りがなんとも心地が良いです。
お湯は薄黄土色に濁った鉄泉です。結構熱めなお湯がドボドボと掛け流されており、鮮度は抜群に良いです。
湯口付近でお湯の臭いを嗅いだところ、鉄臭と土類臭の他に、ハッキリと分かるアブラ臭がしました。
肌触りはシットリとまとわり付くような感じで、湯温が高いせいもあるのでしょうが、搾り取られるように汗を掻きます。
ガツンとくる力強いお湯で、これはとても気に入りました。
ちなみに、暫く独りでゆっくり入っていると、地元のオジチャンが2名入ってこられました。
先ほどカラオケを熱唱されていた方でしょうか・・・?
とても面白い方達です。「どこから来た?」と聞かれたので、「東京から来ました」と答えると、「んな事は無い!東京からわざわざこんな所まで来るかァ?」と仰る。
「温泉が好きで、湯巡りをしているんですよ」と言うが、なかなか納得して貰えない。
仕方がないので運転免許証を取り出し、「ね、ここに東京って書いてあるでしょ?」と言うが、「字が細かくて読めねぇ」だってさ。
オイオイ・・・
挙句の果てには、「東京モンは嘘つきばっかりだ!」とまで言われる始末。
カンベンしてくれー!
でもまあ、嫌な感じはしない方でしたので、楽しく会話をしながら入浴する事が出来ました。
施設の造りだけでなく、入浴されている方々も一風変わっている、なかなか面白い珍湯です。
受け付けない人には居心地悪いかも知れないですが、私的にはツボにはまりました。
お湯も絶品ですので、是非ともチャレンジして欲しい一湯です。
2006-3/11
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