ナトリウム-塩化物泉
(源泉名:曲竹の湯1号泉) 45度 / ph7.3
Na+ = 2286 / K+ = 54.1 / Mg++ = 46.8 / Ca++ = 306.2
Cl- = 3776 / SO4– = 564 / NCO2 = 191.3
H2SiO3 = 75 / HBO2 = 108.2 / CO2 = 21.9
成分総量 7425mg
宮城県刈田郡蔵王町曲竹字河原前1
0224-33-2445
男女別内湯
400円
10:00 – 23:00
遠刈田温泉から車でおよそ20分ほど、蔵王町の曲竹地区にある日帰りの温泉施設です。
事前調査で「ちょっと変わっている施設」と聞いていたのですが、実際に確認してみると確かに面白い所でした。
まず入り口、何故かいきなり床屋があります。しかも、つい先日開店したばかりらしいです。
案内をしてくれた仙台在住の友人曰く、「以前はこのスペースにラーメン屋があり、その前はデイリーヤマザキだった」との事です。ナンダソリャ?^^;
髪を切って、温泉入ってサッパリしましょうと言う事かな?
で、中に入ると、今度は赤提灯と屋台風のカウンターがある、飲み屋のような空間が広がっていました。
何というか、仕事帰りにフラリと立ち寄りたくなりますね。
「とりあえず生」とか言いたくなるのですが、ちょっとマテ、私は飲みに来たのではなく、風呂に入りに来たはずです。
一瞬「来るところ間違えたかな?」とビックリしますが、仙台の友人はその辺歩いているオバチャンを捕まえ、入浴料を払っていました。
手馴れたモンです。
なるほど、浴場はこの居酒屋空間を抜けた先にあるんですね。
お風呂は勿論男女別で、内湯のみです。
一瞬、「居酒屋併設の温泉?」と勘違いしてしまいそうでしたが、やっぱり温泉の方が本業だったみたいです。
内湯のみとは言え、なかなか広々とした立派な造りをしており、多くの人が利用していました。
決して狭く無い空間なのですが、20人近く人が利用しており、大盛況です。
浴室内には洗い場と、浴槽が2つ隣り合ってあります。
それぞれが10人以上ゆったりと入れる大きな造りをしており、薄く黄土色に濁ったお湯が張られていました。
片方が温め、もう片方が更に温めに調整されています。湯口からドボドボと大量にお湯が掛け流されているのですが、こちらもちょっと温めのお湯です。
成分表にある源泉温度は51度だそうですが、加水しているのかな?
季節的なものかも知れませんが・・・
お湯の印象はすこぶる良く、ほのかに香る鉄臭と潮の臭い、微細ながら硫黄臭も感知出来、実に心地が良いものです。
肌触りは塩分のせいか、シットリして、温めのお湯ですが体がポカポカに温まりました。
何より印象的だったのが、湯口のお湯を口に含んだときです。一言で言うと「美味い!」のです。
何だか、味の素のような旨み成分が凝縮されたような昆布茶味で、そのままお吸い物にして飲みたいくらいなのです。
この温泉の成分を粉末状にして売れば、調味料として売れるのではないか、なんて馬鹿な事を考えてしまいました。
うーん。空ペットボトル持って行かなかったのが残念でなりません。
是非とも近所に欲しい一湯です。
居酒屋で飲みながら、温泉に出たり入ったりしたら気持ちが良いだろうなぁ。
で、適度に酔ったところで、紅鮭にでも迎えにきて貰うっと。
近隣に住まわれている方が羨ましくてなりません。
近くに寄ったら何度でも立ち寄りたい一湯です。次回は居酒屋も利用しようっと。
2006-3/12
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