ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉、、、 かな?
成分表発見出来ず
北海道茅部郡森町濁川49
01374-7-3007
混浴内湯・女湯
大人 400円、小人幼児 150円
8:00 ~ 21:00? (要確認)
濁川温泉のにこりの湯から出て、次に向かったのがこちら、新栄館です。
ちなみにこの濁川温泉がある濁川地区ですが、地図で見ると実に面白い地形をしています。
山に囲まれた内陸にぽっかりと丸い、広々とした平野があるんですよね。
実際この地を訪れてみても、さっきまで山の中の一本道を走っていたはずなのに、突然現れる妙に広々とした田園風景に戸惑います。
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この新栄館、外から見ても年季が入っていますが、中に入ると更にビックリします。
かなり鄙びていますね!
館内には誰もいません。
呼んでも叫んでも誰も出て来る様子ありません。
もしかして今日はお休みかな? なんて少し不安に感じていたところ、ここを何度か利用しているという温泉仲間のH氏がずかずかと中に入り、「料金はここだよ」と教えてくれました。
宿主がいない時は会計と書かれている受付に現金を置いていく仕組みのようです。
お風呂はその会計から反対側を歩いた先にあります。
H氏が案内してくれたので無事浴室に辿り着く事が出来ましたが、私独りだと浴室を見つける事が出来なかったかも知れません。
それ以前に、呼んで誰も出て来なかった時点で諦めて帰っていたかも・・・?
辿り着いた温泉ですが、どうやら混浴のようです。
後に知ったのですが、新館には女湯もあるらしいですけど、男性は基本的にこの混浴を利用する事になります。
脱衣所には衝立があったので、奥はもしかしたら女性用なのかな?
壁には昭和10年に作成されたらしい効能書きがありました。
なかなか興味深いですね。
なお、探し方が悪かったのかもですが、成分表は発見できず・・・
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待望の浴室は、実に渋いです!!!
事前にある程度知っていましたけど、この風情は素晴らしいですね!
話によると、この浴室は明治期から使っているのだとか。
もちろんその間に多少の改装はしているでしょうが、当時の面影が伝わるようなとても渋い造りです。
シャワーどころかカランすらありません。
天井なんて、もう抜けちゃいそうですけど、それはそれでとても良い味出しています!
3つある湯舟の棲み分けは良く分かりませんが、2つは激熱の46~47度位です。
ひとつだけ42度で適温の湯舟がありました。
源泉は同じですので、新湯供給量の違いでしょうね。
光の加減かも知れませんが、僅かに黄褐色で、湯底がはっきりと透けて見える透明なお湯です。
湯花も濁りもありませんでした。
他にお客さんいませんでしたし、鮮度が良いのでしょうね。
直前に入ったにこりの湯のお湯に似ていますが、こちらの方がシンプルにアブラ臭って感じです。
よく嗅ぐとコールタール系の独特な成分臭がしますけど、にこりの湯のような複雑に色んな臭いが交わるような感じがありません。
肌触りはペタペタ系。
にこりの湯ではサラっとした感触だったのですが、こっちの方が浴後感が少ししっとりしています。
とりあえず3つある湯舟を出入りしましたが、一番落ち着いたのは適温浴槽ですね。
と言うか、他が熱すぎる・・・
でも、熱い湯舟の縁に陣取り、涼みながらたまに掛け湯をするのも最高です。
タイムスリップしたかのような風情ある浴室で、極上のお湯で汗を流す、夢見心地のような至福のひと時です。
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浴後、お宿の周りを少しだけ散策してみたら、足湯と書かれたボートを発見。
残念ながらお湯は張られていませんでしたけど、足湯として利用していた事もあるのでしょうね。
お宿の隣にある温室には暖かい源泉が引かれていました。
恐らく温泉の熱を利用して温室を暖めているのだと思います。
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念願叶って入る事の出来た新栄館、噂にたがわぬ良いお湯と、素晴らしい風情の温泉でした。
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2024年 10月26日 - 初訪問・日帰り入浴
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