単純温泉
(高砂の湯) 61度 / ph8.2 / S51.11.4
Na+ = 58.39 / K+ = 2.2 / Cl- = 9.938 / F- = 0.867
SO4– = 10.1 / HPO4– = 1.005 / HCO3- = 114.3
HSiO3- = 7.768 / H2SiO3 = 247.8
溶存物質総量 = 457.2mg
宮城県大崎市鳴子温泉字星沼54-1
0229-87-2420
男女別内湯
550円 (湯めぐりチケット3枚)
10:00 – 20:00
中山平温泉の奥地。あすか旅館の傍にポツンと佇むお宿です。
駐車場には車が無く、少し不安に感じたものの、車を停めると中からご主人が出てきて下さいました。日帰り入浴をお願いすると、快くOKとの事。
とても感じの良いご主人に案内されて、たどり着いたお風呂。基本的には混浴で、脱衣所が男女別に分かれています。女性専用のお風呂もあり、女性用脱衣所からは混浴と女性
専用の両方に行けるようになっていました。
ご主人曰く、今は誰もいないから、女性用脱衣所を利用して、好きな方に入って行きなさいとの事です。お言葉に甘えて、まずは女性専用内湯に入ってみました。
女性専用内湯と脱衣所を隔てる物はガラス戸で、脱衣所から丸見え。
そのうえ、かなり手狭なので、妙な感じです。
湯船は舞台湯になっており、2人程度同時に入れる大きさ。無色透明のお湯が並々と張られていました。
お湯の温度はかなり高く、48度くらいでしょうか。入るのが少し躊躇われます。軽く掻き混ぜ、47度位に覚ましてから、一気に浸かる。熱いです!
肌が熱でビリビリと刺激を受けます。
オーバーフローしたお湯は洗い場に流れ去るのですが、紅鮭が足の裏が熱いと言って小躍りしていて、ちょっと笑えます。
個性的なお湯の多い鳴子にしては、大人しい特徴のお湯ですが、お湯からはほんのり石膏臭のような、温泉臭がします。
湯口に鼻先を近づけて匂いを嗅いでみた所、ごく微量ながら、コールタール臭のような、揮発性の匂いがした・・・ような気がします。
続いて、混浴の内湯。男女の脱衣所に挟まれるような形であります。
こちらは、女性専用風呂とは打って変わり、結構広々としていました。湯船が2つ並んでいて、なんだかとても風情が良いですね。こういう造りをした浴室は好きです。
まずは、窓側の湯船。正方形で、無色透明のお湯が張られています。
お湯の温度は、44度程度。まだ若干熱めの温度ですが、47度のお湯に入った直後なので、温く感じてしまう程です。
利用者があまりいなかった様子で、鮮度は抜群。これくらいの温度の方が、お湯の観察をじっくりする事が出来て良いです。
肌触りは少しだけツルツルして、気持ちが良いです。
熱いお湯に浸かったせいもあり、汗がなかなか止まりません。洗い場にゴロンと横になりながら、お腹にお湯を掛けていると、無上の幸せを感じる事が出来ます。
もうひとつの湯船にも、無色透明のお湯が張られていました。すべての浴槽に張られている源泉は同じです。こちらは・・・なんと、50度はあります。
入れないかなぁと、腕を突っ込んでみる。腕を入れたままで、30秒くらいならば何とか耐えられます。
続いて、足を入れてみる。腕を入れたときより温度が高く感じます。ふくらはぎが悲鳴を上ていて、ジリジリと焼けるような感触が伝わり、10秒と耐えられません。
うーん、飛び込んでしまおうか。あと1度低ければ行けるんだけどなぁ。
そんな事を考えながら、迷ってみたものの、この日は数泉で少し疲れ気味だった事と、中山平スタンプラリーの半ば、まだ入らなければならない所が沢山あるので、断念。
やっぱり私の限界は49度までのようで・・・50度の大台には乗れそうにない事を実感しました。
ちなみに、後から聞くと、この菊池旅館さん、やっていたりやっていなかったりで、入浴するのが結構難しい所なのだそうです。
中山平の他のお宿で、スタンプラリーをしていると話をすると、あちこちで「菊池旅館さんと丸進別館さんには入れましたか?」と聞かれました。
なんでも、スタンプラリーを始めるにあたって、この2軒がちゃんと立ち寄り入浴を受け付けてくれるか、地元では不安の種だったそうです。
私はココのお湯がとても気に入ったんだけどなぁ~!頑張れ菊池旅館!
2008-5/4
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