ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉
(源泉名:鶴の湯 源泉) 50.2度 / pH7.74 / 動力揚湯 / R2.3.3
Li+ = 1.0 / Na+ = 169.2 / K+ = 23.5 / Ca+ = 57.7 / Mg+ = 18.3
NH4+ = 8.3 / Fe+ = 0.3 / Ba+ = 0.1 / Mn+ = 0.1 / Sr+ = 0.6
Cl- = 56.6 / F- = 0.1 / HS- 0.2 / Br- = 0.1 / SO4- = 99.8
HCO3- = 537.7
H2SiO3 = 173.7 / HBO2 = 12.7 / HAsO3 = 0.2 / CO2 = 8.8
成分総計 = 1166mg
宮崎県えびの市水流39
0984-37-2060
男女別内湯
200円
7:00 ~ 21:00
京町温泉に点在する公衆浴場のひとつ、鶴の湯温泉です。
京町温泉は生活臭溢れる街中に温泉がポツポツある市街地温泉(いまテキトーに思いついた造語)です。旅館や土産屋、公衆浴場などを中心に街が栄えている温泉地とは異なり、普通の生活の中に温泉が根差した街並みです。
そのためか、温泉施設は自己主張せずにひっそりと佇んでいるような印象を受けます。
この鶴の湯も国道から車一台分やっと通れるほどの狭い路地を入った目立たない所に建っていました。
この日は温泉仲間のOさんの車に乗って連れて来て貰ったので、迷うことなく到着出来ましたけど、もし自分の運転で来ていたら探すのに困っていたでしょうね・・・
所謂「共同浴場」って造りの温泉です。
入口は男女別で、入ってすぐの所に料金箱があり、大人であれば200円入れて入る仕組みです。
建物の入り口、目立つところに張り紙がされていました。
なになに・・・? 無銭入浴する輩がいるみたいですね。
ここのように管理人を常駐せずに料金箱を置いている温泉でたまに聞く問題なのですが、よく読んでみると内容がなかなかユニークです。
なんでも、大正時代の古銭を入れて入浴している輩がいるそうで・・・!?
いや、ちゃんと決められた料金を払わなければ駄目ですよ!?
でも、古銭を用意する方が大変のような気がするのは、気のせいですかねぇ・・・?
私は古銭の価値がどれ程なのか知りませんけど、200円よりも価値あったりしないのかな?
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お風呂は内湯のみのシンプルスタイルです。
先客は3人?4人かな?
既に地元の方で賑わっていました。
湯舟は奥と手前の2槽に分かれています。
湯口は奥側にあり、手前は41度、湯口側は43度程。
ほんの少し緑がかって見えるお湯で、湯花は無し。お湯からはモール系のアブラ臭がします。
利用者が多かったからそう感じただけかも知れませんが、鮮度は少し落ちます。
ただ、その分お湯がよく揉まれて柔らかくなった印象はあります。
無骨なパイプ湯口は2本あり、うち1本から素手で触るには少し熱いお湯が注がれていました。
湯口で嗅ぐと、アブラ臭がもっとはっきり強く分かります。
もう1本のパイプは本来だと加水用なのかな? そちらは使われておらず、その代わりか、ホースが引かれていて冷水も加えられていました。
源泉温度は50度らしいですが、湯口から注がれる源泉を触った印象ではもう少しだけ熱く感じます。加水しないと温度の調整が難しいのかも知れませんね。
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混雑していたので、あまり長居は出来ず、少し慌ただしく出て来てしまったのが少しだけ残念。
ただ、混んでいたからこそ、地元の方達と譲り合って入るなどの触れ合いもあり、それはそれで良い経験が出来たと思います。
地元の方に愛される一湯、こういう地域に根差す温泉はずっと残っていて欲しいと切に願います。
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≪ 追記 ≫
混雑していて浴室内の全景写真を撮れませんでしたので、案内してくれたOさんに写真提供をして頂きました。ありがとうございました!
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2022年 1月2日 ー 初訪問・日帰り入浴
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