単純温泉
(源泉名:2種混合戦(尾防の湯、下湯原源泉))
48.3度 / pH8.12 / H21.11.27
Na+ = 100.3 / K+ = 4.4 / Ca+ = 18.3 / Mg+ = 0.3
Al+ = 0.2 / F- = 0.7 / Cl- = 47.7 / HCO3- = 58
SO4- = 92 / CO3- = 3.0 / H2SiO3 = 23.1 / HBO2 = 0.2
成分総計 = 361.4mg
静岡県下田市河内114−2
0558-22-0325
混浴内湯・女性用内湯・露天・貸切風呂(宿泊者専用)
大人1000円、小学生500円、幼児300円
伊豆下田にある「千人風呂」で有名な金谷旅館です。
下田では有名な老舗旅館で、旅行雑誌などで取り上げられる事も多く、私が湯めぐりを始めて間もない頃から気になっていた所です。
混浴と言う事が引っ掛かりなかなか行く機会がありませんでしたが、この日は近くに来たので行ってみる事にしました。
元旦なので日帰り入浴を受け付けているのか心配でしたが、駐車場に停めた瞬間にその心配は無用だった事が分かりました。
私達以外にも先客が2組おり、お風呂道具を持って宿に向かっています。
立ち寄り入浴にも力を入れているようで、元旦でも積極的に日帰り入浴客を受け入れています。
館内はいかにも老舗って感じの、古いながらも趣のあるお宿です。
総檜造りが名物の千人風呂は混浴ですが、女性用にも内湯があります。
私は勿論千人風呂へ、紅鮭と2歳になる長女は女性用の内湯へ向かいました。
浴室内には私と同じ日帰り入浴の先客が沢山いました・・・ ので、混浴と言う事もあり、カメラの持ち込みは自粛。
金谷旅館の名物と言われるだけあり、実に見事な檜造りの大浴場です。
千人風呂の由来は千人入れる程に広いからと言うもの。実際結構広い浴室ではありますが、寿司詰めにすれば100人は入れるであろう程の広さです。
千人風呂と言えば青森の酸ヶ湯温泉が有名ですが、その酸ヶ湯も1000人は入れません。
その酸ヶ湯と比べてもちょっと狭く感じます。
でもまぁ、広さだけが全てではありませんからね!
総檜造りの浴舎は眺めているだけでも癒されます。
お湯は無色透明、無味無臭の単純温泉。少し温めで、40度あるかないかといったところです。
湯量豊富で盛大に掛け流されていますが、入浴客が多いのでそう思わせるのか、鮮度は可もなく不可も無くって感じです。
とても柔らかく感じるお湯で、浴室全体に漂う檜の匂いは結構好きです。
広い湯舟で湯底も深いので、何だかまるでプールみたいです。
浴槽の縁に寄りかかるような入浴スタイルになるのですが、入浴客も多く常にお湯が揺れるので、バランスを取り辛くあまり寛げないのが難点。
で、ここからは少し毒づきますが、私はやっぱり混浴は嫌いだなぁ~
女性脱衣所からも千人風呂に入る事が出来るようですが、その女性用の出入り口を見張るように入浴している輩が数名いるんですよね。
たまに女性が入れるかな?って感じで顔だけ出すのですが、「無理無理!」と言って引き返してしまうんですよね。
我が家も紅鮭&長女がいたので、可能であれば一緒に入りたかったですが、この雰囲気では到底無理です。
女性が千人風呂に入るには宿泊するしか無さそうですね。
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2016年 1月1日 ー 初訪問・日帰り入浴
2023年 7月8日 - 再訪・宿泊
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伊豆下田の老舗旅館、金谷旅館に再訪してきました。
前回は日帰りでの利用でしたが、今回は宿泊です。
昔から付き合いの長い温泉仲間も集って、プチオフミみたいになりました。
とても風情あるお宿です。
外観もですが、館内の造りも見事なんですよね。
何気なくある洗面台ひとつを見ても素晴らしいです。
日帰りにも積極的なお宿で、夜遅い時間まで利用出来ます。
湯上りの休憩所もあり、これもまたレトロで落ち着ける空間なんですよね。
普段日帰り入浴ばかりしている私からすると、遅くまで日帰りの受付をしてくれるのは有難いのですが、いざ自分が宿泊する側になると、あまり遅い時間まではチョット・・・ って気がしてくるんですよね。
何とも自分勝手な話です。
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さて、今回は温泉仲間も一緒なので、ウチの子供も含めて総勢10名での宿泊となりました。
部屋は広々とした「たちばな」の間の他に、「きり」「ゆり」「ふじ」の間の計4室です。
なんか散らかってるw
全部の部屋を見て回りましたが、どのお部屋もとても凝っています。
天井から下がっている照明ひとつ取っても、4つのある部屋それぞれで違うんですよね。
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食事は朝夕ともに部屋食、たちばなの間でみんなと一緒に頂きました。
一言で簡単に片づけますけど、美味しかったです!!!
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さて、肝心のお風呂です。
夕食前に入ろうと思ったのですが、日帰り入浴客が多すぎるので、まずは貸切風呂を利用しました。
貸切風呂は宿泊者専用(たぶん)で、空いていればいつでも自由に利用出来ます。
宿の裏手みたいな所にありました。
かつては料金箱に一銭硬貨を入れて入浴した事から、一銭湯と呼ばれているそうです。
明治期に建てられた湯屋で、金谷旅館でも一番古い建物なのだそうです。
2箇所あり、左右対称の造りです。
かつては男女別のお風呂だったのかな?
無色透明で、ほんのり温泉臭が香る気持ちの良いお湯です。
湯舟は3槽に分かれており、それぞれ温度が異なります。
湯口側の湯舟は熱めで、シャキッとする気持ちの良いお湯。一番奥は少し温め。
利用者が少ないためか、どの湯舟に入っても鮮度が良くて、とても気持ちが良かったです。
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夕食後、日帰り客がいなくなったので、大浴場の方に行ってみました。
千人はいる事が出来る位に広い事から、千人風呂と名前が付けられています。
千人風呂は混浴です。そのため、本来であれば浴室内は撮影禁止ですが、お宿の方に事前許可を取って、他のお客さんに迷惑を掛けない事を条件に撮影をさせて貰いました。
いるのかよそんな奴w
実に美しい湯屋です!
湯口からドバドバと注がれるお湯、素晴らしいのひとこと!
ほんのりと香る温泉臭が実に心地いいです!
広い湯舟で、湯口から離れる程に温度が低くなります。
湯口の近くだと結構熱め。ずっと浸かっているとヘロヘロになりますが、鮮度抜群の状態で楽しむ事が出来て、とても気持ちが良いです。
前回はあまり気が付きませんでしたが、千人風呂の端っこに申し訳なさそうにあるぬる湯が最高です!
熱めの湯舟でヘロヘロになったあとにぬる湯に浸かると、火照っていた体が静かに冷やされていくのですが、これが最高に気持ちが良いです!
そのままいつまで浸かっていても茹る事が無く、出るに出れなくなってしまいます。
どうやらぬる湯の方は源泉温度36度の別源泉みたいですね。
成分的には熱湯と同じ単純温泉で、これといった特徴は無いお湯ですが、これがあるお陰でエンドレス入浴が出来るので、とてもありがたいお湯です。
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食後、寝る前、朝、それぞれ入浴を楽しみました。
夜の薄暗い雰囲気も良いですが、朝の雰囲気も良いですね!
外の光が差し込むとはいえ、屋根で覆われているので、浴室は全体的に少し薄暗いです。
でも、それがまた実に良い風情なんです!
撮影許可を取っているのを良い事に、思わず沢山写真撮ってしましましたw
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ちなみに露天風呂もあります。
千人風呂からそのまま外に出れる造り。
まぁ、これはこれで、結構良かったですが、やっぱり千人風呂が気持ち良かった!
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折角だから、誰もいない女性専用の方も撮影させて頂きました。(撮影者は紅鮭)
これはこれで風情良いですね!
宿泊の時間帯で、女性専用を男湯、千人風呂を女湯にするなどしてくれれば良いのに・・・
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久しぶりに訪れた金谷旅館、宿泊した事で印象が一層の事よくなりました。
前回の日帰りで利用した際は、正直なところ、そんなに良いとは思わなかったんですよね。
温泉って宿泊してこそ本当の良さが分かるような気がします。
だからと言って、全部のお宿に宿泊なんて、予算が幾らあっても足りないので無理なんですけどね。
金谷旅館さん、ちょっとお高いけど、また来たいなぁ~・・・
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最後に蛇足ですけど、混浴だと宿泊していても変な奴に遭遇するんですね・・・
深夜に入りに行ったら、ひとりの女性客と、それの連れの男性が2名、計3名がずっとべったりくっついて、なんか変な事していました。
そういうの、自分の部屋か貸切風呂でやってくれよ・・・
それが無ければ、良い思い出だけになっていたのに、極めて残念です。
だから混浴はキライです。
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