単純温泉
(源泉名:博多湯)
42度 / pH8.2
Li+ = 0.4 / Na+ = 160 / K+ = 2.1 / Ca+ = 18
Mg+ = 0.4 / Sr+ = 0.5 / Fe+ = 0.1
F- = 2.1 / Cl- = 97 / HCO3- = 180 / HS- = 0.4
SO4- = 86 / CO3- = 2.0 / S2O3- = 0.4 / Br- = 0.4
H2SiO3 = 62 / HBO2 = 5.7 / HAsO2 = 0.1 / CO2 = 0.4
成分総計 = 620mg
福岡県筑紫野市湯町1丁目14−5
092-922-2119
男女別内湯
大人平日350円、大人休日400円、子供200円
10:00 ~ 21:30
東京から鹿児島に行く途中で立ち寄ったのがここ、福岡県の二日市温泉にある「博多湯」です。
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って、こう書くと、距離感がぶっ飛んでいるように聞こえる事と思いますが、実際にそうなんです。紅鮭の実家である鹿児島に帰る途中、そのまま鹿児島までぶっ通しで走ると流石に疲れるので、紅鮭の妹が済む博多で一泊したのです。
まぁ、東京から博多までの距離を考えたら、「そこまで行くならもう鹿児島まで走っちゃいなよ」という声が聞こえて来そうですけどね。こういう機会でも無いと博多に来るなんて事ありませんから。
博多に泊まって温泉そっちのけで中洲の屋台などを堪能した翌日、鹿児島に帰る訳ですが、朝風呂と言う事でここ二日市温泉の「博多湯」に来ました。
ちなみにこの博多湯の目の前には温泉銭湯の「御前湯」があります。
これはこれで非常に気になったのですが、事前調査だと塩素循環だと聞きますし、今回は2歳児の娘と紅鮭の妹も一緒ですので、ハシゴはせずここ博多湯の一箇所だけ入りました。
ちなみにですが、ここ二日市温泉は万葉集にも出てくる、九州最古の温泉なのだそうです。
へぇ~! どこが最古かとかは普段あまり気にした事無かったですが、九州には温泉と聞いて知らない人はいないであろう別府をはじめ、神話の故郷でもある阿蘇や、そこらじゅうでお湯が沸いている霧島などがありますので、二日市温泉が最古と聞いてちょっと意外に感じてしましました。
そう思って博多湯の外観を見てみると、うぅむ、確かに歴史を感じる趣のある佇まいをしています。
この博多湯自体も歴史が深く、創業は万延元年(1860年)なのだそうです。
そんな歴史ある温泉を銭湯感覚で利用できるのですから、有難いやら申し訳ないやら・・・ですね。
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お風呂は男女別で内湯のみです。
浴室に入った瞬間感じたのは、ほんのりと柔らかい硫黄臭。
最初「あれ?硫黄の臭いがするけど、気のせいかな?」と思いましたが、お湯に浸かるとその臭いが確信に変わりました。
何とも甘いくて心地の良い硫黄臭がするのです。
成分表を見ると硫化水素イオンの値が0.4mgありますので、硫黄臭はして当たり前なんですけどね。私は普段成分表は答え合わせみたいな感じで後から見るので、思わぬ硫黄臭にびっくりしました。
早い時間帯に入ったせいもあってか、とても鮮度が良いです。
私の前に先客が数名。私が浸かっている間に出ていく人がいたと思えば、すぐに次のお客さんが入ってきます。午前中だと言うのに結構な賑わいです。
人の出入りがこのまま夕方まで続くと、お湯が劣化しちゃうんじゃないかな~と心配になりますが、ドバドバと投入される新湯を眺めているとそんなのは余計なお世話かな?って気もしてきます。
九州の温泉と聞くと、どうしても大分や熊本、鹿児島に目が行きがちです。
福岡の温泉って言われても、正直イメージが沸かないですし、二日市温泉もそこまで大きな期待はしていませんでした。
それがまさか、こんなに良いお湯だったとは、正直侮っていました。
二日市温泉には私好みの小規模旅館も幾つかありますので、今度は是非泊まってみたいと思います。
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2015年 9月20日 ー 初訪問・日帰り入浴
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