鹿児島県

みやぎ温泉 (みやぎ温泉) ★3.5

鹿児島県鹿児島市本名町1748-25
099-294-4622
男女別内湯
360円
未確認 (結構早い時間から遅い時間まで)

単純温泉
(みやぎ温泉) 44.8度 / ph8.2 / S62.7.25
Na+ = 242.1 / K+ = 3.8 / Mg++ = 0.7 / Ca++ = 3.6
F- = 4.8 / Cl- = 2.5 / HCO3- = 659 / CO3– = 6.0
H2SiO3 = 39.2 / 成分総計 = 974.9mg

この日は元々温泉巡りする予定が無かったのですが、多少時間を余したので、とりあえず行って参りました。
鹿児島市内、吉田ICからおよそ15分程度の所にある温泉銭湯です。
市内とはいえ、周辺は長閑な風景の広がる田園風景です。
ちなみにここ、去年も行こうと思って探したのですが、なかなか見つけきる事が出来ず、時間切れで断念した事があるのです。
今回も見つかれば良いやって感じでウロウロとしてみたところ、不思議とすんなり発見出来ました。

とても鄙びた温泉銭湯と言う風情で、かなり使い込まれている様子が伺えます。
建物には「みき泉」と書かれていました。
どう言う意味だろうかと良く見ると、みやぎ温泉の「や」と「”」と「温」の文字が風雨に晒されて抜け落ちてしまったようです。
とりあえず中に入ると、受付の方でしょうか、オジサンがひとりいました。
何故か私の事をじーっと見ています。私がとりあえず「こんにちは」と言うと、オジサン、「何か?」って、不思議な挨拶でお出迎え。
何かって、そりゃ、桶持った人間が入ってきたら入浴に決まっているでしょが!
「あの、お風呂なんですけど・・・?」と答えると、「ここは事務所ですよ?」
と返事が返ってきました。
どうやら私、入り口を間違えていきなり事務所側に入ってしまったみたいです。
事情が分かると、私もオジサンも大爆笑。良く見ると、ちゃんと「入口」とデカデカ書かれた暖簾が下がっていたではありませんか。
「みき泉」にばかり気を取られ、入り口の案内を見落としてしまっていました。
改めて入口から入りなおし、無事に受付を済ますことが出来た次第です。

さて、お風呂。
男女別の内湯で、外観からも想像出来るとおり、かなり鄙びた造りをしています。
入って左手側に洗い場、右手側に水風呂、温泉浴槽がありました。
ちなみにこの水風呂、入浴するにはかなり狭く、入りにくい高台にありますので、恐らく掛け湯用だと思われます。
温泉浴槽は5人ほどゆったり入れる程度の大きさで、ごく僅かに貝のすまし汁のような濁り気のある、ほぼ透明のお湯が張られていました。

結構温めで、40度あるか無いかと言う程度のお湯です。
お湯からはあまり特徴を感じませんが、少しだけシットリとする肌触りがあります。
湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いでみたところ、僅かに金気臭のような少し生臭い臭いがしました。

温いお湯ですので、体が温まるまで時間を要しますが、20分ほどお湯に浸かったままじっとしていたところ、気がついたら汗がダラダラと流れ出し、止まらなくなってしまいました。
あまり変哲の無いお湯のようですが、結構気持ちがいいですね。
ちなみにこのお湯、飲んでも良いらしく、ボトリングされた温泉水を販売しています。
効能などは、良く分からないのですが、とりあえず湯口のお湯を飲んだ印象は、ごく僅かに土類のような、ダシのような、微細な味がするお水でした。
冷やされてだされたら、普通の水と全く区別がつかないんじゃないかな?

2度目の訪問でやっと入ることが出来たみやぎ温泉。
鄙び過ぎな所が少し心配ですが、ひっきりなしにお客さんが訪れていたので、地元では人気がある温泉銭湯なのかも知れませんね。
頑張って今後も残っていって欲しい一湯です。

2006-10/7

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