単純温泉
大分県別府市小倉
男女別内湯
200円
9:00 – 21:00
小高い丘の上にある共同浴場、照湯です。玖珠の殿様の別荘がそのまま共同浴場になったそうで、数ある別府の温泉でも歴史が深い施設の一つです。
内部には昔の様子を描いた絵が飾られていたりして、この照湯の歴史を垣間見る事が出来ます。
入浴料は、他の共同浴場に比べると高めの200円。とは言え、関東なんかの施設に比べると信じられない程の破格で、何とも羨ましいですね。
浴室はモチロン男女別。
受付を済ませた私は、早速浴室に入ろうと「殿様の湯」と書かれた方に入ろうとした所、受付のオバチャンに「そっちは女湯!」と静止されました。
なぬっ!?殿様なのに女湯?と、思ったのですが、どう浴室の名前と男女別は関係無いらしく、日替わりで入れ替えているみたいですね。暖簾の色で区別するそうな。
紛らわしいぞーっ!せめて暖簾の「ゆ」を男、もしくは女に書き換えてくれっ!
さて、私が入ったのは「姫様の湯」です。
姫様の湯だけど今日は男湯。なんかヘンな感じです。
浴室はシンプルながら、とても清潔で綺麗な造りをしています。
お湯は僅かに黄味がかった僅かに白濁したものです。源泉が熱い為に湯口直下で加水されていますが、ハッキリと分かる硫黄臭が心地よいもので、勢い良くざぶざぶ掛け流されていました。
肌触りはツルツルで、強烈さはありませんがいかにも温泉って感じです。
試しに源泉を口に含んでみたところ、口の中に爽やかな玉子臭が広がりました。
さて、先ほど私が間違えて入りそうになってしまった「殿様の湯」ですが、たまたま女性の利用客がいないとの事で、現物させて頂く事が出来ました。
感謝感謝!
こちらは名前の通り、いかにも殿様って感じで、湯船の色、形が実に男らしくて渋いです。見た瞬間に「なるほど殿様だ」と納得。
ちなみにこの浴槽、昔の殿様が使われていた石をそのまま利用しているそうで、歴史的価値もあるんだそうな。
お湯はモチロン同じだそうですが、次回は是非ともこちらに入ってみたくなりました。日替わりで入れ替えだそうですので、確率は2分の1ですね!
お湯、浴槽共に、とっても気に入った一湯です。
別府で湯巡りするならば外せないですぞ。オススメです!
2006-2/26
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