単純硫黄泉
大分県別府市湯山1組
貸切露天 ・ 内湯
0977-67-2229
500円
10:00 – 21:00
明礬温泉の一番外れにあるお宿がここ、湯山高原荘です。
地獄むしプリンで有名な岡本屋がある中心地から車で5分程はなれた所にあるので、実際に歩いて移動するとなると、結構な時間を要します。
高台に位置し、夜などは喧騒と無縁な感じのする、とても静かなロケーションにありました。
お風呂は、内湯や露天など結構あり、それらどれもが貸切で利用されているみたいです。
私が利用したのは、建物の玄関すぐ脇にある浴場で、内湯と露天があるものでした。
まずは内湯ですが、青白く白濁したお湯がなみなみと注がれています。
結構強めな硫黄臭が心地よく、理想的な温泉って言う感じがしますね。
飲泉してみたところ、硫黄臭の苦味が口の中に広がりました。酸味は全く無く、中性~アルカリ性の泉質だと思われます。
すぐ隣には露天風呂があります。残念ながら浴室同士はつながっていませんので、一度脱衣所に戻る必要があるのですが、脱衣所は内湯・露天共用ですので、わざわざ着替えなおす必要はありません。
こちらにも白濁の硫黄泉が掛け流されており、なかなか気持ちが良い。
結構開放感があるのは良いですが、立ち上がると駐車場から丸見えになってしまうので、女性は少し気をつけた方が良いかも知れませんね。
湯上がりに、玄関先にある地獄蒸しを見せていただきました。
鉄輪の地獄蒸しは塩分が効いていてなかなか美味しそうな匂いがするものでしたが、この湯山高原荘のは、お風呂のお湯と同じく、硫黄臭がプンプンするものでした!
この硫黄の湯気で地獄蒸しにしたら、一体どんな味の料理が出来上がるんだろうか・・・?
実に興味深いですねー
是非とも宿泊して堪能してみたいものです。
2005-10/10
2018年 8月9日 - 再訪
私が訪れて間もなく、湯山高原荘が売りに出されていると言う話を聞きました。ネットで見ると普通に売り物件として売却されており、仲間内で冗談半分に「誰か買えば?」なんて話題にしたものです。
結局私の仲間内で買う人はいませんでしたが、温泉好きの方が購入されオーナーとなられたようで、現在は「奥みょうばん山荘」と名前を変えたようです。
そんな奥みょうばん山荘、久しぶりに立ち寄りで行ってみました。
随分と久しぶりの再訪なのですが、風情は昔とあまり変わっていません。
受付で入浴を申し込みます。母屋からすぐ目の前の離れにある湯屋には貸切出来る個室が3室あります。一通り全部見せて頂いたあと、一番広い露天風呂付きを借りました。
お湯は昔の記憶とほぼ同じ。少し強めの硫黄臭+湯切れの良いサッパリとした浴感です。淡泊なお湯が多い別府の中では「いかにも」な感じがする温泉です。東北や北関東に比べると少し薄い印象がありますが、これはこれでゆっくりと入っている事が出来るので結構好きです。
しばらくの間利用者がいなかったせいか、内湯には湯花が薄く幕のように張っていました。
湯上りに母屋で自家製プリンを頂きながら、オーナーとそのお母さまのお話を伺いました。温泉に対する並々ならぬ拘りを感じる方です。
話し込んだら長くなりそうだったので、ずっと聞き役に徹していましたが、一度宿泊して温泉談義なんかしてみたいと思いました。
小学生未満は宿泊NGのようなので、下の娘が小学生になったら泊りに行ってみたいです。
別府再訪の楽しみがまたひとつ増えました。
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