ナトリウム-塩化物温泉
(三瓶温泉) 37.5度 / H15.6.19
Na+ = 495 / K+ = 53 / Ca++ = 113 / Mg++ = 42.7
Sr++ = 2.31 / Fe++ = 5.6 / Mn++ = 1.5
Cl- = 873 / Br- = 3.43 / HCO3- = 318 / SO4– = 9.63
I- = 0.3 / H2SiO3 = 215 / HBO2 = 20.5 / CO2 = 289
成分総計 = 2440mg
島根県大田市三瓶町志学2072
0854-83-2011
男女別内湯 ・ 露天風呂 など
500円
11:00 – 22:00
名前だけは何度も聞いたことがある、三瓶温泉。「さんぺい」と書いて、「さんべ」と読むそうです。
ネットなんかで調べると、評判が良いところだらけで、今回の山陰旅行で特に期待をしていた所のひとつです。
入浴出来る所は幾つかあるのですが、その中で最初に訪れたのがここ、さんべ荘。自遊人の入浴無料パスポートに参加されている事もあって、絶対に寄ろうと思っていました。
たどり着いて見ると、なかなか立派な旅館です。広々とした駐車場も完備で、使い勝手も良いです。自遊人のパスポートでしたが、受付の方の感じも、とても良いです。
さて、そのお風呂。当然ですが男女別。それぞれに内湯と露天があるようです。
まずは内湯に入ってみたところ・・・期待を裏切る、塩素臭。
それほど強くはありませんけどね。うーん、コリャ一体!?
左手側に広々とした湯船があります。うっすら黄味がかった、僅かに濁りを帯びる透明なお湯で、どうやら、循環+濾過されている様子。
浸かって見ると、僅かに金気臭がしますが、しっかり分かる、塩素臭。
いきなり帰ろうかと思いました。
いや、でも待て待て、まだ露天があるじゃないか!
で、気を取り直して露天風呂。露天には樽風呂なんかが沢山あります。
こちらのお湯は、黄土色に強く濁っています。光の加減で黄色に見えなくもありません。
どうやら掛け流しのようです。基本的に源泉温度が温いので、加温されているようです。
湯船によって、熱かったり温かったりします。
で、そのお湯はと言うと・・・
す・ば・ら・し・い・です!
内湯の塩素臭は一体なんだったのでしょう!?
どのお湯も、しっかり特徴を感じるもので、金気臭と土類臭、それにはっきり分かる炭酸臭も感じる、特徴的で良いお湯なのです!
肌触りはペタペタサラサラ。お湯から上がるとキシキシします。しっかりと特徴を感じる素晴らしいお湯ではありませんか!
そんな中で、特に気に入ったのが、酒樽の湯と名のついた樽風呂です。
こちらはその名の通り、古い酒樽を元に作られた湯船で、ここのお湯は非加熱のまま、掛け流しにされています。
湯量は豊富の一言に尽きます。サイズ的に複数で入る大きさではないため、自然と貸切になってしまいます。訪れた日がたまたまだったのか、利用者の数はまばらで、好きなだけ独占できます。
温度は体温を僅かに下回るくらいと思われ、入っていても体は一向に温まりませんが、冷たすぎる訳でも無く、ずっと入っている事が出来ます。
金気臭と強い炭酸臭を感じることが出来て、口の中に含むとシュワシュワと清涼感がいっぱいに広がります。いやぁ、良いなぁ!
滞在中のほとんどの時間をこの樽風呂で過ごしてしまいました。
ちなみに、こんなに良いとは知らなかったので、紅鮭との待ち合わせを「30分後ね!」としてしまい、少し物足りなさを感じつつ出る羽目になってしまいました。
出来る事ならばもう少しゆっくりしていたかったなぁ・・・
三瓶には、他にも共同浴場があり、温泉マニア的にはベストチョイスでは無い気もします。
ただ、施設の清潔感や充実度は、共同浴場には無い物ですので、気軽に立ち寄りたい人にはお勧めですね。
私の中で名前だけしか知らなかった三瓶温泉の素晴らしさを肌で実感出来た素晴らしい一湯でした!
2008-10/12
コメント