アルカリ性単純温泉
(下呂温泉集中管理源泉 混合泉 - 幸田ポンプ所)
55度 / ph9.18 / 2300L / 動力 / H16.11.5
Na+ = 109.5 / K+ = 1.0 / Ca++ = 1.9 / Cl- = 75.6
F- = 15.6 / HS- = 0.2 / SO4– = 10.7 / HCO3- = 31.7
CO3– = 33.9 / HAsO2 = 0.1 / H2SiO3 = 62.1
HBO2- = 5.4 / H2S = 1.3 / 成分総計 = 349mg
岐阜県下呂市幸田1113
0576-25-3161
男女別内湯 ・ 露天風呂
湯めぐり手形使用
11:00 – 13:00
小高い丘の上にあるお洒落なホテルです。
途中の坂にカエルの置物が沢山ありました。何だかちょっと癒されてみたり・・・
エントランス部分はダウンライトを多用した和風テイストで、高級感溢れる造りをしています。
今回は湯巡り手形を使ったので、実質400円で利用出来た訳ですが、ちょっと申し訳ないような佇まいですね。
宿泊したらとっても寛げそうな雰囲気です。
お風呂はそれぞれに内湯と露天があります。他にも貸切風呂が充実しているみたいですが、日帰りでは利用する事が出来ません。
立ち寄った時間のせいでしょうか、利用者は入れ違いにひとり入って来られただけで、基本的に貸切状態で利用する事が出来ました。
さて、まずは内湯。なかなか立派なもので、入って左側に洗い場が並び、円形の浴槽が浴室中央にあります。
特徴的なのが湯口で、湯船の真中には小高い山のようなものがあり、その一部からお湯が注がれていました。
とてもユニークなもので、魚の口からお湯が注がれており、その魚の上に女神様(?)がまたがっています。
小高い山を良く見ると、沢山の魚達が滝登りのような格好をして上を向いていました。
それぞれの魚の口はどうやら湯口になっていたようで、お湯の通った後が僅かに残っています。
もしかしたら昔は噴水のような湯口をしていたのでしょうか・・・?
変わった湯口が大好きな私としては、是非とも見てみたかったです。
ちょっと残念・・・
肝心のお湯はと言うと、無色透明で、塩素循環をしているため、ほんのり塩素臭が漂う、面白みに欠けるものです。
前述の魚湯口とは別に、お湯がドボドボ注がれている湯口があり、どうやら循環済みのものがそこから出てきている模様。
魚湯口から出てくるお湯はとても熱いもので、恐らくこっちから出ているお湯は源泉と思われ、僅かな硫黄臭を感知出来ます。
肌触りはほんの少しツルツルして、悪くはありません。これで塩素臭が無ければなぁ~・・・
ただ、面白い湯口を見れた事で、満足感は非常に高いです。Jake主催、年間最優秀湯口賞の最有力候補にノミネートです。
ま、この湯口見れただけでも感謝しなくちゃですね!
お湯にまで期待してしまうのは高望みかも知れません・・・
続いて露天風呂。内湯からそのまま外に出ることが出来ます。
高台にあってとても見晴らしが良く、遠くに下呂の街並みを一望出来て開放感があります。
こちらには湯船がひとつあるだけで、とてもシンプルです。
循環利用されたお湯が張られており、内湯と同様、少し塩素臭がするツルツルした肌触りがあるものです。
風情はなかなかですが、お湯にも湯口にも特徴が無く、個人的にはあまり見るところがありません。
ちょっとだけ入り、すぐに内湯に戻ってしまいました。
ちなみにこの内湯湯口、女湯には無かったそうで・・・
紅鮭が少しだけ口惜しがっていました。
とにかくお洒落なホテルで、浴後、ロビーで麦茶を頂けます。
これで400円(手形分)と言うのはとても安いですね!
お湯だけが目的であれば、あまりオススメしませんが、雰囲気や特徴的な湯口(男湯限定)に興味がある方は、是非行って見ると良いでしょう。
個人的に印象に残った一湯でした。
2007-6/3
コメント