アルカリ性単純温泉
(石和企業局 石和温泉管理事務所)
43.7度 / ph8.8 / H14.7.31
Na+ = 108.2 / K+ = 1.8 / Ca++ = 10.2
Cl- = 110.2 / F- = 1.1 / SO4– = 55.5
HCO3- = 21.9 / CO3– = 18.4 / HSiO3- = 51.7
BO2- = 5.6 / 成分総計 = 386mg
山梨県笛吹市石和町川中島1607-27
055-262-3757
男女別内湯 ・ 露天風呂
1200円
11:00 – 22:00
初めて訪れた石和温泉、直前に立ち寄った常磐ホテルの数軒隣にあるのがここ、ホテル君佳です。
おむすびのような屋根をした外観で、中は広々としています。
お風呂に向かう途中に、神楽と言うのでしょうか?
歌舞伎の舞台のような一角がありました。
舞台上には着物を着た人形が飾られており、何とも雅です。
その舞台を取り囲むようにソファなどが置かれていますので、お客さんが多い時は、ここで舞台か何かの催しをやるのでしょうね。
とても立派なホテルと言う印象です。
お風呂は、その舞台の袖のような所にあります。
当然男女別。
脱衣所で服を脱いでいると、見慣れぬ言葉の張り紙がありました。
これは、スワヒリ語?ヒンズー語でしょうか???
よく、インド料理屋さんなんかで見かける文字です。
日本語と英語以外であれば、最近はよく中国語や韓国(朝鮮?)語を目にしますが、これはちょっと珍しいです。
まずは内湯。入って右側に洗い場が並び、左側に縦長な湯船が続く造りをしていました。
途中の舞台からは想像も出来ない、質素な浴室です。豪華絢爛だと落ち着かないので、個人的にはこちらの方が断然好きです。
お湯は無色透明。脱衣所側に湯口があり、はその反対側から捨て去られています。
掛け流しを期待しましたが、しっかりと循環がされている模様。少しガッカリ。
お湯の印象は、少しツルツルするアル単泉です。残念ながら、僅かに塩素臭を感じます。
湯口で嗅ぐお湯からは塩素臭がしないので、清掃段階で入れたのか、循環機が濾過をする際に投入しているのか、どちらかでしょう。
続いて露天。三角形が組み合わさったような形をしています。
湯口からザバザバとお湯が注がれており、注いだ分のお湯が、湯口の一角に切られた箇所から溢れ、排水口に捨て去られています。
今度こそ掛け流しか!と、期待するも、残念ながらこちらも循環。塩素臭もしっかり感じます。
うーん、雑誌のお宿紹介には、源泉掛け流しとあったので少し期待しましたが、掛け流しではありません。
何だか最近、「掛け流し一部循環併用」みたいな、それって全然掛け流しじゃないじゃんと言いたくなるような言葉が横行していますが、きっとその類でしょうか。
湯口から注がれるお湯の量を見る限りでは、結構な湯量がありますので、ここは是非塩素投入に頼らず、こまめな清掃でレジオネラ対策をして欲しいなぁと感じました。
ちなみに、このお宿の正面には、小川が流れており、遊歩道になっています。
ちょうど桜の季節で、遊歩道に植えられた桜が満開に咲き誇っていました。
いやぁ、気持ちが良いなぁ!
日が沈んでから再び訪れ、コペンの屋根を空けて、車の中から満開の夜桜を楽しみました。
今回、石和では2箇所入りました。正直、お湯の印象は良くありません。でも、それ以上に、桜に癒されて、とても良い思い出に残った温泉地となりました。
また来年も同時期に来たいなぁ~・・・
2010-4/3
コメント