山梨県

常磐ホテル (石和温泉) ★3.5

アルカリ性単純温泉
(石和企業局 石和温泉管理事務所)
43.7度 / ph8.8 / H14.7.31
Na+ = 108.2 / K+ = 1.8 / Ca++ = 10.2
Cl- = 110.2 / F- = 1.1 / SO4– = 55.5
HCO3- = 21.9 / CO3– = 18.4 / HSiO3- = 51.7
BO2- = 5.6 / 成分総計 = 386mg

山梨県笛吹市石和町川中島1607-14
055-263-7077
男女別内湯 ・ 露天風呂
1000円
11:00 – 15:00

山梨を代表する温泉地、石和温泉。東京から中央本線で一本と言う利便性もあり、温泉にハマる前から、その名前は彼方此方で目にしていた、有名温泉地です。
でも、実はそんな有名温泉地に、私は行ったことが無かったのです。
今回、やっと行く事が出来ました。
最初に訪れたのは、常磐ホテルです。外観からしてとても立派なホテルです。
山梨なのに常磐?なんて事を思いつつ、中に入りました。

内部も、とても立派なホテルです。エントランスが広々としており、これならば団体客が訪れても窮屈さは感じないでしょう。一角にはお土産コーナーなどもあります。
お風呂はそのエントランスから奥に進んだ、1階部分にあります。

これだけの規模のホテルですので、当然ながら男女別。
それぞれに内湯と露天があります。
まずは内湯。脱衣所から入って最初に感じたのは・・・うーん、塩素臭。
正直、ちょっとキツめです。
湯船が正面にあり、無色透明のお湯が張られています。塩素臭はそのお湯から発散されている訳で・・・ちょっと残念。

ただ、浴室の造りは、流石立派なお宿だけあって、なかなか綺麗です。
湯船の上には、モザイクアートのような、武田軍の絵巻が描かれています。
湯船の湯底には水晶の原石が散りばめられています。
そう言えば山梨は水晶の産地だった事を思い出しました。

お湯の印象は、少しツルツルするものの、余り特徴を感じない物です。
お湯からは塩素臭。
正直、浴感には乏しいです。
ただ、湯船から溢れるお湯の量は結構あり、私が浸かると、ザバーっと気持ちよく溢れました。
溢れたお湯は、そのまま洗い場の排水口に流れ去りましたので、恐らく回収して再利用などはしていない物と思われます。
湯量は豊富にありそうなのに・・・なんでこんなに塩素臭がするかなぁ~

続いて露天。こぢんまりとしたもので、檜の樽風呂がひとつありました。
こちらも無色透明のお湯が張られており、循環はされているようですが、湯口から注がれたのと同量のお湯が湯船から溢れています。
少し期待したお湯の印象は・・・う~ん、やっぱり塩素臭。救いだったのは、内湯の臭いよりも少しだけ弱い事です。
温度も内湯に比べて温め。外気で換気されている事も手伝い、快適さは断然こちらの方が上です。
滞在中のほとんどはこの露天で過ごし、初めて訪れる石和のお湯を楽しみました。

ま、こんなもんかな。
ただ、訪れた時期がとても良かったです。折りしも4月の初旬、ホテルの前に流れる川沿いに遊歩道があり、そこの桜が満開です。
心地よい春の風で涼みながら、綺麗に咲き誇った桜を楽しむ事が出来ました。

2010-4/3

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