新潟県

雪ささの湯 (苗場温泉) ★4.0

カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(苗場温泉ゆきささの湯)
48度 / ph7.01 / 320L / H17.7.6
Na+ = 716.6 / K+ = 68.5 / Mg++ = 25.3 / Ca++ = 821.1
Mn++ = 2.2 / Fe++ = 6.2 / Cl- = 1550 / SO4– = 1560
HCO3- = 94.4 / H2SiO3 = 34.2 / HBO2 = 88.2 / CO2 = 33.9
成分総量 = 5009.2mg

新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国355
025-780-9500
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
9:00 – 22:00

国道17号線沿い、苗場の商店などが並ぶ賑やかな一角にある日帰り入浴施設です。
新潟へ行く際に何度も目の前を通過しておりましたが、今まで全然意識せず、今回初めて利用する事になりました。
メインストリート沿いにあり、ちゃんと看板も出ていますので、注意深く探せば、誰でも見つける事が出来るでしょう。

内部は簡単な休憩所と、食堂なんかが併設されています。元はホテルだったとも聞きますが、今では日帰り入浴しか行っていないとの事。
建物そのものは使い込まれた印象を受ける物ですが、しっかりと手入れされている様子が伺えます。

お風呂は内湯と露天風呂があります。
まず内湯。入って左手側に洗い場が並び、右手側に大きな湯船がひとつ。
大きな湯船は20人近く同時に入ってもゆったりと寛げそうな、広々としたものです。
お湯はオレンジ色のような鮮やかな黄土色に濁っており、透明度は20cm程でしょうか。

臭いは、強めの金気臭と、臭素臭でしょうか?うっすら土類系の臭いも混じるような気がします。
温度は少し熱めで、44度程度。お湯の見た目がそうさせるのかも知れませんが、ずっしりと重く感じる物で、体が芯からぽかぽかと温まります。日帰り入浴受付直後の一番風呂でしたので、鮮度の良さは申し分ありません。

湯口からはお湯がざばざばと注がれており、完全掛け流しです。
素手で触るにはちょっと無理そうな熱いお湯で、湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いでみたところ、金気臭の他に、わずかな硫黄臭と、ガス臭のような物を感じました。
硫黄臭はかなり弱いもので、湯船に張られているお湯からは感じる事が出来ません。気化して弱くなってしまったのか、金気臭の影に身を潜めてしまったのでしょうね。

続いて露天風呂。こちらには岩で組まれた湯船がひとつあります。
張られているお湯は内湯と同じ源泉で、同じく黄土色で鮮やかな色をしています。
温度は内湯に比べるとぬるく、42度程度の適温。お湯から伝わる力強さは、熱めの内湯の方が強く感じますが、こちらはゆったりと入りたい人にお勧め出来そうです。
残念ながら屋根がかかっており、眺望はあまり良くありませんが、外の空気に触れながらこのお湯に浸かっていると、なんとも心地が良いですね。

立ち寄り入浴料が800円で、少々高めなのがネックですが、一度は訪れてみる価値のあると思います。国道沿いのアクセスが良い場所なのもうれしいですね。
それにしても、この施設の前を今まで何度も通り過ぎていた私は、一体どこを湯めぐりしていたのでしょうか・・・
こんなに良いお湯を今まで見落としてきた事を反省しなければと思ってしまいました。
まだまだ修行が足りないな・・・なんて思ってしまった一湯です。

2008-7/12

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