新潟県

雲母本館 (雲母温泉) ★4.5

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(雲母温泉3号泉) 62.3度 / ph7.13 / H16.12.17
Na+ = 674.2 / K+ = 69.3 / Mg++ = 2.3 / Ca++ = 82.4
Cl- = 882.6 / SO4– = 370.4 / HCO3- = 166.6
H2SiO3 = 45.9 / HBO2 = 11.5 / CO2 = 20.2 / H2S = 0.8
成分総計 = 2339mg

新潟県岩船郡関川村雲母温泉318-2
0254-64-2137
男女別内湯
500円
営業時間 要確認

越後関川温泉郷の雲母温泉にある旅館です。
雲母温泉にはココ以外にも何軒か旅館があるのですが、他所は共有源泉を使用しています。
ここは、私が知りうる限りでは唯一の独自源泉を持っている宿で、是非とも入ってみたいと思っていたところでした。
立ち寄り出来るかどうか不明だったのですが、お願いしてみるとあっさりとOKです。
お風呂は男女別で、男湯が2階、女湯は1階にありました。

浴室は左右に洗い場が数人分と、中央に湯船があります。
タイル張りの湯船は結構広めで、湯船の中央にピラミッド形の湯口があります。
源泉がかなり熱いので、湯口からはお湯が少量づつ注がれていました。
加水していないのは良いですが、浴槽の大きさに対する新湯投入量は少なめな印象です。
ただ、訪れた時間帯が早かったせいか、鮮度が非常に良くて好印象。もし遅い時間だったら受ける印象が変わっていたかも知れないですね。

無色透明のお湯で、ごく僅かに白い湯花が確認できます。
肌触りがつるつるして気持ちが良く、はっきりと分かる硫黄臭と、少し生臭いような石膏臭が混じる、特徴的なお湯でした。
何となくですが、山形の赤湯温泉に近いような印象です。
お湯加減は適温+1度くらいで、私にとっては丁度良い具合です。
雲母のお湯にはあまり期待を抱いていなかったので、この気持ちよさには参ってしまいました。

特筆すべきは、カランのお湯。
カランからも温泉が出るんですね。
目一杯熱くすると、源泉100%で出るのですが、それだと熱すぎるので、温度を少し下げる必要があります。
そうすると加水されてしまうのですが、それでもしっかりと硫黄臭が残っていて気持ちが良いです。
思わず、頭からお湯をかぶり、シャンプーまでしてしまいました。
頭からザブザブと硫黄のお湯をかぶる。まさに至福のひと時です。

立ち寄りでしたし、他にも色々と行きたい所があったため、長居する事が出来なかったのですが、ここはとても気に入りました。
新潟でもかなりの辺境、関東からだと訪れにくい場所にある一湯ですが、一度は宿泊してこのお湯を一晩中堪能してみたいものです。
付近を訪れる機会があったら、是非とも立ち寄ってみてください。

2006-11/3

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