湯河原温泉神奈川県

エクシブ湯河原離宮 (湯河原温泉)

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:至泉の湯 天野)

単純温泉
(源泉名:至泉の湯 山桃)

アルカリ性単純温泉
(源泉名:至泉の湯 岫雲)

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:至泉の湯 明暗)

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上631−1
0465-60-2555
男女別内湯・露天風呂 / 部屋風呂(一部客室)
日帰り入浴のみ不可

私の温泉仲間が病気で入院していたそうです。
それを知ったのは退院した後の事だったのですが、ご無事だったようでホント何よりです。
じゃあ快気祝いしなきゃね! と言う事になり、選ばれた会場がここ、エクシブ湯河原です。

このエクシブと言うリゾートですが、ここ湯河原以外にも全国で26箇所(レビュー執筆時点)あり、会員になる事によって利用出来るそうです。

要は、大掛かりなジモ専って事で良いのかな?
ちょっと違うかな? (´・ω・`)

なお、会員になるためには、数百万~数千万するそうです。
もちろん一般庶民のワタシは会員であろう筈もなく・・・

けど、会員権のある家族や友人の招待があれば利用出来ます。
そんなわけで、今回は招待と言う形で利用させて頂きました。

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さてその宿泊当日。
辿りついたのですが、もう、入口からしてえぐいです!
なんか、オマエみたいな貧民は入って来るなって感じのオーラ―が出ていますね!

そんな威圧感を跳ね除け中に入ると、車寄せにボーイが数名。
なんで入って来たんだと追い返されると思いましたが、とても丁寧に対応してくれて一安心です。

ちなみにこのエクシブ、スーツを着る程ではないにせよ、ポロシャツ&チノパンくらいの恰好はした方が良さそうです。
あまりラフな格好はNGだそうで、短パンTシャツにサンダル履きと言う、由緒正しい伝統的な湯めぐりスタイルで館内を歩くのはNGだそうです。

ちょっとだけ気を遣いますね。

ただ、そんな気遣いが必要なのも納得な高級感。

普段から一流に触れる生活をしている人にとっては、たいした事ない光景なのでしょうけど、私のような三流にもなれない規格外が来ると、思わず口をあんぐり開けてアチコチ見回してしまいます。

チェックイン時、フロントに招待で来たから勝手が分からない旨を伝えたところ、とても丁寧に部屋まで案内してくれました。
接遇はほんと素晴らしいです、素晴らしすぎて、慣れない貧民の私は、案内されている時に緊張で足がもつれ廊下で転びそうになりました。

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今回利用した部屋ですが、グレードについては正直良く分かりません。
多分ですが、最上級ではないけど結構良いお部屋と思われます。

広々としたリビングと、寝室は2部屋。
当初5人で利用する予定だったので、エクストラベッドが用意されていました。

一定以上のグレードだと、部屋に温泉がつくそうで、今回利用した部屋にもついていました。
内湯のみですが、なんとも高級な造りです。

ガラス張りでパウダールームから丸見えと言う、何ともエロい仕様。
カップルや夫婦で来るなら良いですけど、家族で来た時の事を想像すると、どうなんでしょうね?

ちなみに今回私は温泉仲間と来たのですが、洗面台を使おうと思っていたら誰か入っていて、「うわ入ってたんデスカ!?」みたいな気まずいシチュエーションが何度かありました。
普段から一緒に湯めぐりしているからお互いの裸なんて見慣れているのですが、正直微妙です。

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とりあえず部屋風呂はいつでも入れるので、まずは大浴場に向かいました。
大浴場に向かう廊下なんかも、とてもオシャレです。

途中に鏡部屋みたいなのがありました。
なんだろコレ?
酔った時にここ歩いたら目が回りそうですし、気付いたら別の世界に迷い込んでしまいそうな雰囲気すらありますね。

あぁ、異世界に転生して人生やりなおしたいなぁ~・・・

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浴室内は撮影禁止。
なので、パンフレットの写真で代用。

このエクシブ湯河原離宮には4本の源泉が引かれており、4種類の泉質を楽しめる事を売りにしています。
勿論私もそれを楽しみにして来たわけですが・・・

忖度なしで、正直な感想を言うと、全部塩素臭がして源泉の違いなんて全く分かりませんでした。

全ての湯舟が塩素循環です。
それも、そんじょそこらの塩素臭ではありません。
これでは泉質の違いなんて分かる筈も無いです。

ガッカリです。

浴室全体の風情ですが、分かりやすく言うと、どこにでもある温泉をウリにしているスーパー銭湯です。
むしろ、最近のスーパー銭湯って、小さくても源泉掛け流しの湯舟あったりするんですよね。
その点ココは、壺湯ですら猛烈塩素臭、もうダメポ。

しかも、私達が露天に入っていると、目の前で兄弟なのかな? 子供が2人、楽しそうにはしゃいでいます。
我が家にも子供がいますので、子供が元気で楽しそうにしている事自体は、とても微笑ましい事です。

でも、その子たちが私や友人の目の前、それこそ1メートルも離れていない至近距離でバシャバシャと暴れるもんだから、飛沫が何度も掛かるんですよね。
親はすぐ隣の壺湯に浸かっていて、たまには注意はするのですが、ほとんど放置状態。
会員制リゾートに来れるくらいだから、ご家庭の経済状況は悪くないと思われ、ちゃんと教育にもお金掛けましょうと、貧民の私は思うわけです。

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風呂上りは食事。

館内には和食、鉄板焼き、イタリアン、中華など、コースで食べれるレストランもあるようですが、今回はブッフェで頂きました。
コースよりはお安いですけど、ディナーで14,520円 + 飲み放題 3,267円(どちらも税サ込 )です。
ぶっちゃけ、ディナーブッフェの予算だけで、二食付きの良いお宿に泊まれちゃいますね。

ブッフェなので基本的に自分で取りに行くのですが、テーブルオーダーで海鮮焼きや中華なども注文出来ます。

個人的に美味しいと思ったのは、まぐろのカマトロかな? 取り放題食べ放題!
ホタテも美味しかったし、エビチリで使われている海老も身が大きくて食べ応えあり!

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朝食も同じ会場でブッフェで頂きました。
直食は税サ込で3,630円です。

朝食も色々と選べて、とても美味しく頂きました!

ただこれも忖度無しで書きますが、朝食と夕食、金額に見合っていた内容だったかなと思うと、う~ん・・・

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食後は部屋で飲み直し。
広々としたお部屋で、天井にぶら下がる高級そうな照明を眺めながら、快適なひと時を過ごしました。

同じ趣味を共有する仲間と語るのはいつだって楽しいです。

折角なので、寝る前に部屋風呂入りましたが、ここのお湯もバッチリ循環されていました。
しかも、浴室だけに留まらず、パウダールームにまで充満する強烈な塩素臭。

パウダールームには分析表が掲示されていましたので、温泉である事には間違いないようです。
実際、お湯の見た目は少し色がついていて、温泉なんだろうって事は、説明されなくても分かります。

だとしても、源泉が良く分からない程に強い塩素臭。

とりあえず言える事は、このお湯に浸かれば全身綺麗に消毒されるだろうなぁ・・・ って事くらいですかね。

部屋風呂くらいは掛け流しにして欲しかったです・・・

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ちなみに会員権を持つ人でも、宿泊の度に宿泊料が掛かるそうです。
宿泊料 + 夕食代 + 朝食代、一体幾らなのだろうと思ったら、Oさんが「経費で精算出来るから良いよ~!」と、なんとタダになってしまいました!

Oさん、ありがとうございました!

そんな訳で、一体幾らだったのか、私にはよく分からないままです。
でも普通に考えたらかなりお高い一泊だったと思われます。

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なかなか出来ない体験が出来たので、非常に印象が良かったですけど、その反面で「自分には合わないな~」と思う箇所も多かった滞在となりました。

快適ですし接遇も良いですし、温泉は無いものと割り切る事ができれば・・・

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最後にですが、本施設はジモ専と同じ扱いって事で、星による評価はしないでおきます。

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2025年 4月27日 - 初訪問・宿泊(2食付き)

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