塩化物泉?
北海道二海郡八雲町上の湯
内湯×1 (貸切利用?)
寸志
24時間
北海道の、まぁ平たく言うと少し辺鄙な場所にある温泉です。
函館から近いと言えば近いですけど、山の中なのであまり人が訪れる場所でもありません。
そんな訳で、私は初めて訪れるエリアです。
ちなみにこの近くには銀婚湯と言う有名な秘湯があり、私の長年の課題ではあるのですが、今回はスルーしました。
貸切湯が沢山あるので一度泊まってゆっくりと入りたいんですよね~
(そんな事を言いながらスルーし続けて入らずじまいな温泉、全国に沢山あったりします・・・)
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今回は温泉仲間のHさんに連れて行って貰ったので、迷う事はありませんでしたけど、少しだけ分かり難い場所にあります。
基本的に銀婚湯を目指すのですが、途中で脇道に逸れます。
一応手作りの看板があるので見落とさなければたどり着けます。
最後はすれ違い困難なダート道になりますが、こんな所に来る人は殆どいないので、対向車が来ることはまず無さそうです。
道の突き当りには車数台停める事の出来る場所がありました。
駐車場から湯小屋が見えていますが、そこから50メートルほど歩く事になります。
外見は、共同浴場かな・・・?
農機具なんかを入れておく小屋に見えなくもありません。
山の中にポツンと建っています。
建物の正面には「盤石の湯」と看板が掛けられていました。
入浴料は寸志だそうです。
幾らだったかは覚えていませんけど、普通に日帰り温泉で払う位の金額を入れておきました。
誰も見ていない所だからこそ、しっかり感謝の気持ちを納めたいものですね。
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浴室は一ヵ所だけです。
混浴なのかな?
その割にはかなり手狭ですし、ここの場合貸切風呂って感じの使われ方になりそうですね。
手作り感溢れる岩風呂がひとつあるだけで、とってもシンプルです。
管理人常駐ではありませんし、利用者も少ないであろう山奥の温泉ですので、こういう雰囲気苦手な人はいると思います。
でも、定期的な手入れはされていそうな印象を受けました。
この手の湯舟にありがちな、湯舟が妙にヌメヌメするなど、不潔さは一切ありません。
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肝心のお湯ですが、光の加減で赤茶けて見えますけど、無色透明です。
ほんのりと塩臭、金気臭があり、それとは別にコールタール系の成分臭を感じます。
硫黄臭もあるかな? なかなか複雑で表現が難しい臭いですね。
湯口で嗅ぐとコールタール系の臭いが強くなります。
今ではダムの底に沈んでしまった、昔の川原湯温泉を思い出す臭いです。
口に含んでみたところ、ハッキリと分かる塩味がしました。
ちょっと温めなのでいつまでも入っていられますね。
肌触りはシットリ系で、少し肌に引っ掛かるようなキシキシ感もあります。
塩分が多いお湯なので、温い割には体がとても良く温まります。
山奥にある素朴な温泉、それだけでも大満足なのですが、雰囲気だけでなくてお湯も良い!
ここはとっても気に入りました!
来れた事に感謝!
案内してくれたHさんありがとう!
なかなか来れない場所ですが、いずれ銀婚湯にも来るでしょうから、その時にまた再訪したいと思います。
その時も今のままの素朴な雰囲気で残っている事を願います。
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2024年 10月25日 - 初訪問・日帰り入浴
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