単純硫黄冷鉱泉
(源泉名:塩山温泉 第2井)
23.6度 / pH10.0 / 動力揚湯 / H27.10.7
Li+ = 0.1 / Na+ = 48.6 / K+ = 0.3 / Ca+ = 1.2 / Al+ = 0.1
F- = 1.6 / Cl- = 11.9 / OH- 1.7 / HS- = 1.8 / SO4- = 11.3
HCO3- = 1.5 / CO3- = 44.2 / HSiO3- = 40.8 / BO2- = 1.6
成分総計 = 167mg
温泉法第二条の別表に規定する総硫黄(S)の項により温泉に適合する
山梨県甲州市塩山上於曽1225
0553-33-2078
男女別内湯
日帰りのみ不可
塩山温泉に数軒あるお宿のひとつです。
塩山には立ち寄り出来る旅館もあるのですが、この中村屋旅館さんは立ち寄り入浴を受け入れておりません。
そんな訳で、ここのお風呂に入る事は諦めていたのですが、お宿のご厚意で入れて頂く事が出来ました。
と言うのは、紅鮭が紅鮭+我が家の子供2人と、もうひと家族の親子2人、計5人で女子会旅行を計画し、その投宿先としてこの中村屋旅館さんを見つけてきたのです。
ここ中村屋旅館さんを拠点に2泊し、山梨を観光するのだそうです。
これは願ったり! と言う事で、ワタシも女子会旅行の初日だけついて行きました。
チェックイン時に「私は泊まらないけどお風呂だけ入れて!」とお願いする魂胆です。
で、到着してから女将さんにその通りにお願いしたところ、嫌な顔ひとつせず、せっかく来たのだから是非入って行って!と、快諾して頂けました。
ありがたや、ありがたや・・・
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そんなわけで、中村屋旅館さん、塩山駅からだと歩いて10分程です。
駅から行くと、宿の手前に信用金庫があるのですが、その信用金庫の隣には門柱の跡が残っていました。
昔はこの信用金庫も含めて中村屋さんの土地だったのかな?
門柱の先にもちゃんと入口があり、お宿はその奥です。
少し年季が入っていますけど、純和風って感じの趣がある立派なお宿ですね。
ちなみにお部屋も拝見しました。
良くある感じの和室で、素泊まりなので既に布団が敷かれています。
窓の外は内庭ですので眺望はありませんが、塩山温泉自体が住宅街の中ですからね。
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さて待望のお風呂です。
源泉は塩山の共有源泉で、宏池荘や井筒屋別館で使われているものと一緒です。
湯舟はひとつで、源泉は硫黄冷鉱泉なので加温されており、恐らくですが循環もされているようです。
一部はジェットバスになっていました。
宏池荘と井筒屋別館には湯舟がふたつあり、加温浴槽の他にも非加熱の源泉湯舟があったので、正直な感想として、その点だけは少し残念です。
ただ、塩素臭は一切せず、それどころかほんのりと硫黄臭の痕跡と思われる成分臭もあります。
肌触りもシットリ系でとても気持ちの良いです。
どういう仕組みかは分かりませんが、湯口は窓の外からホースが伸びていて、そこから熱めのお湯が投入されていましたが、これは加温された源泉かな?
ふと見ると、蛇口もあります。
これを捻ってみたところ、冷たいままの生源泉がザブザブと出て来ました。
これがまた気持ち良いんですよね!
あまり出し過ぎてしまうと浴槽全体が温くなってしまうので、源泉投入は程ほどで終わらせましたが、束の間の至福を楽しみました。
この場を借りて改めてですが、本来であれば出来ないはずの日帰り入浴を受け入れて下さり、ありがとうございました!
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余談ですが、入浴後はみんなで晩御飯を食べました。
本当は中村屋旅館さんのすぐ隣にある居酒屋が気になったのですが、この日は予約でいっぱいとの事で断念。
代わりに塩山駅近くの焼き鳥屋さんで食べたのですが、ここも良かった!
食後は女子一行と別れ、私は塩山駅から特急「かいじ」に乗って帰宅。
中村屋旅館さんの近くにある居酒屋も気になるし、また来たいなぁ~
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2024年 8月13日 - 初訪問・日帰り入浴
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