アルカリ性単純温泉
(源泉名:折戸温泉)
42.8度 / ph8.6 / 動力揚湯 / 毎分21L / 2020.1.15
Li+ = 0.2 / Na+ = 166.6 / K+ = 26.1 / Mg+ = 4.4
NH4+ = 0.8 / Ca+ = 11.7
Cl- = 48.6 / SO4- = 0.2 / NO3- = 0.3 / HPO4- = 0.3
HCO3- = 403.1 / CO3– = 18
H2SiO3 = 125.4 / HBO2 = 2.4 / H2S = 23
成分総計 = 808.1mg
中津市耶馬溪町深耶馬2149
0979-55-2258
男女別内湯
大人 300円、 小人 150円
10:00 ~ 22:00
耶馬渓温泉から少し離れた所にポツンと佇む温泉です。
とても素朴温泉で、公衆浴場と言うよりも共同浴場に近い感じですね。
ちなみに通りを挟んで目の前には「つきのほたる」と言うお宿があります。
そっちにも温泉があるならば立ち寄り交渉していましたけど、どうやらこのお宿には温泉が無く、宿泊者はこの折戸温泉に入りに来るみたいですね。
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入浴料はたったの300円。
関東の基準で考えたらとんでもない安さなのですが、ここ大分では300円で入れる温泉は普通にあります。
さすが「おんせん県」を自認するだけの事はあります。
脱衣所には成分表と一緒に使用状況が掲示されていました。
加水、加温、塩素、循環一切無しで、完全な掛け流しの温泉です。
「この温泉水は、消毒する必要はありません。」と言い切ってしまっている一文がシビれますね!
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さて、そのお風呂。
内湯のみで、こぢんまりとした湯舟がひとつと、洗い場が2人分あるだけのシンプルなものです。
シャンプーどころか石鹸すらありません。
共同浴場って感じですね。
お湯は僅かに茶色で、湯底は透けて見えます。
いわゆるモール泉って奴です。
温度は40度あるか無いかの温めで、ほんの僅かにモール臭があります。
肌触りはツルツルで柔らかいお湯です。
特徴的なのは湯口で、無骨なパイプなのですが、常にゴロゴロと音を立てており、不定期にブシャア!とお湯が注がれます。
その瞬間だけは一気にお湯が注がれるのですが、音だけ立てていてお湯が出ない時間も長く、新湯の投入量は期待したほどではありません。
成分表によると湧出量は毎分21リットルとの事です。
それを男女で分ける事になるので、おおよそで毎分10リットルってところでしょうか。
それでも眺めていて飽きない湯口です。
音だけ鳴っていてお湯が出なかったり、静かになったと思ったらいきなりドバっと出たり。
そのうち壊れるんじゃないだろうかと心配になりますが、これが妙に癒されるんですよね。
温めのお湯と言う事も手伝って、不思議な湯口をボーっと眺めながら癒しのひと時を味わいました。
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お湯も良いですが、この面白い湯口を見るだけでも訪れる価値のある温泉です。
もし目の前を通るような事があれば是非立ち寄ってみて下さい!
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2024年 5月20日 - 初訪問・日帰り入浴
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