福岡県

ホテルニュー筑水荘 (吉井温泉) ★4.5

ナトリウム-炭酸水素塩泉
(源泉名:吉井温泉)
46.1度 / ph6.54 / 動力揚湯 / 毎分110L / H28.2.25
Li+ = 0.3 / Na+ = 240.9 / K+ = 6.4 / Mg+ = 42.3
Ca+ = 70.9 / Sr+ = 0.3 / Mn+ = 0.2 / Fe+ = 1.5
F- = 1.0 / Cl- = 100 / Br- = 0.5 / I- = 0.3
HCO3- = 934.6 / CO3– = 0.2
H2SiO3 = 99.3 / HBO2 = 13 / CO2 = 105
成分総計 = 1620mg

福岡県うきは市吉井町千年596
0943-74-5555
男女別内湯・露天風呂・足湯(無料)
大人 700円、子供 350円
13:00 ~ 20:00

福岡県の吉井温泉にあるホテルニュー筑水荘です。
長かった九州ツーリング湯めぐりの最後の投宿先になりました。
この翌日には新門司港からフェリーに乗り帰路につきます。
厳密には移動中のフェリーでもう一泊する訳で、旅はまだ少しだけ続くんですけどね・・・

ちなみにこのお宿を選んだ理由は、シンプルに安かったと言うのが理由として大きいです。
なんと、1人泊でたったの4,400円!
勿論素泊まりで、お部屋も一番安いプランですけどね。

でもそれだけではなく、このすぐ近くには原鶴温泉と筑後川温泉があり、湯めぐりの拠点として最高なのです。
最後のラストスパートで一箇所でも色んな温泉に入りたい!
ツーリング湯めぐりの最後を飾るに相応しいお宿だったわけです。

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建物の外観は年季の入ったホテルって感じです。
中はある程度リフォームされているようですが、それでも造りの古さは否めませんね。

階段なんかも、カーペットの色が褪せており、年季を感じます。
ただ、清掃などはちゃんとされているようです。

お部屋はかなり広々としていました。
畳の和室なのに、何故かベッドと言う、なかなか珍しい組み合わせです。
4,400円で泊めて頂ける部屋ですし、寝れさえすればどんな所でも気にしませんけど、何と言うか、お婆ちゃんの部屋に来たみたいな気分。

窓からの眺望は、ん~・・・ 景色を楽しむって感じではありませんけど、採光も良くて悪くはありません。
隣から覗かれる心配もありませんので開けっ放しでも大丈夫、開放感があって良いですね!

館内やお部屋など、全体を通して受けた印象は、一昔前は観光バス横付けで賑わったんだろうなぁと言う、ちょっと昔懐かしい系のホテルです。

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さて、早速お風呂!
と言いたい所ですが、実はこのあと原鶴温泉と筑後川温泉で湯めぐりをしてしまい、帰って来たのがほぼ10時頃。

大浴場の利用は夜の10時までだったので、就寝前の入浴は出来ませんでした。
真夜中に入れないのは少し残念・・・

朝は6時から入れるので、この日は早めに就寝。

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で、朝早くに起きて、改めまして、お風呂!
6時半頃に来ましたが、先客がひとり。
でも入れ違いですぐに出られたので、独泉状態で入る事が出来ました、ラッキー!

内湯と露天があります。

内湯には見事な富士山、少し変色していて年季が入っていますけど、良い味出しています。
九州の温泉で眺める富士山ってのも不思議な気分ですけどね・・・

お湯は少し緑がかった赤錆色とでも言うのでしょうか、見る角度や光の差し加減で違った色合いに見えますが、よくある濁った炭酸水素塩泉って感じの色です。
昨日入った原鶴&筑後川温泉は無色透明のお湯だったので、この色には少し驚きました。
原鶴温泉からは筑後川を挟んだだけで、数百メートルしか離れていないんですけどね。

お湯からは土類臭と金気臭にわずかな成分臭があります。
原鶴温泉や筑後川温泉はツルツルなお湯だったのですが、こちらのお湯にはツルツル感がありません。
どちらかと言うとキシキシ系で、お湯から上がるとペタペタと成分が纏わりつく感じです。

見た目にはズシンと重たそうなお湯ですけど、浴感はライトな感じです。
パンチのあるお湯も良いですが、このお湯は入りやすくて気持ちが良いです!

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続いて露天風呂、こちらのお湯も内湯と源泉です。
少し温めなのでゆっくりと寛げて良いですね!
お湯の印象は内湯と同じで、僅かに金気臭を感じます。
ところどころに赤湯花も確認出来ました。

ちなみに湯口で嗅ぐと、はっきりと分かる硫黄臭があります。
私が内湯で感じた成分臭は、たぶん硫黄臭なのでしょうね。

硫黄臭だけでなく他にも色々と臭気が混ざっている気がします。
何と言うか、粘土みたいなガスみたいなアブラみたいな・・・?
個人的には結構好きな臭いです。温泉に入っているって気がしますね。

内湯も良かったですが、この日の私はどうやら露天風呂の気分だったみたいです。
温めのお湯に体を浸して、ゆっくりと寛ぐ事が出来ました。

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ちなみに、脱衣所には古い成分表も発見。
平成28年の成分表だと検出されていない硫黄成分が、平成18年のだと合計で0.3mg検出されています。

温泉は自然のものですので、分析するタイミングによって数値が異なるのは当たり前。
私が感じた硫黄臭もあながち間違っていなかったようですね。

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ちなみに駐車場の片隅には足湯もありました。
ここのお湯も源泉は一緒。

同じ源泉ですので成分は一緒ですが、湯舟が小さいせいか、お湯が濁り切っておらず鮮度は抜群です!
足湯ですので全身浴はしませんでしたけど・・・ 出来ればこのコンディションのお湯にも入ってみたかったです!

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安く泊まれて、お湯も良く、周辺にも立ち寄り出来る温泉が多数あり!
湯めぐりの拠点としては申し分の無いお宿です。
九州のツーリング湯めぐり最後を飾るに相応しい素敵なお宿でした!

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2024年 5月19日 - 初訪問・宿泊(素泊まり)

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