熊本県

そば処 草太郎庵 (小田温泉) ★4.0

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:小田温泉(草太郎庵))
66.1度 / ph6.8 / H18.7.21
Li+ = 0.9 / Na+ = 325.5 / K+ = 97.5 / NH4+ = 0.6 / Mg+ = 37.8
Ca+ = 52 / Sr+ = 0.3 / Mn+ = 0.6 / Fe+ = 0.2
F- = 0.7 / Cl- = 276.6 / Br- = 0.9 / HS- = 0.1 / SO4– = 264.1
HCO3- = 712.2 / NO2– = 0.2
H2SiO3 = 312.2 / HBO2 = 12.6 / H2S = 0.1
成分総計 = 2100mg

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺5956
0967-44-0108
貸切風呂 × 5ヵ所
大人500円 小人300円
11:00 ~ 15:00
休み 金曜日

黒川温泉と満願寺温泉のちょうど中間みたいな位置にある小田温泉に来ました。
正直、あまり目立たない温泉地で、今までノーマークだった所です。
数軒のお宿が点在する静かな温泉地です。

そんな小田温泉の中にあるこちら、草太郎庵さん。
名前もですが、外観はお蕎麦屋さんです。
でも宿泊もやっているみたいですね。
もちろん私の用事は温泉、日帰り入浴も受け入れています。

お風呂は5ヵ所あり、その全てが貸切風呂です。
入浴代はひとり500円、それに加えて貸切風呂の代金が1000円加算されます。
一人で利用すると合計1500円、結構な金額になります。
案の定と言うか、受付で「お一人だと高いですけど・・・」と心配されてしまいました。

5ヵ所ある貸切風呂は空いていれば好きに選ぶ事が出来ます。
この日は他に利用者がいなかったので、5ヵ所どれでもOKとの事。
どれが良いか分からないのでオススメを聞いてみたら、一番大きな露天風呂がオススメと言われました。
私はどちらかと言うと湯舟が小さい方が好きなのですが、この日は何故かそのままオススメに従う事に。

さて、そのオススメの温泉。
母屋からとは離れた所に湯屋があります。

湯屋の造りも良いですが、湯屋の周りは樹々に囲まれていて、とても風情のあります。

何よりも目を引くのはお湯の色で、なんと、光に照らされエメラルドグリーンに輝いていました。
僅かに濁っているのですが、それがまるで魔法の泉のように輝いており、とても美しいです!

この特徴的なエメラルドグリーンの色ですが、周りの樹々の色を拾っての光がそう見えるのかな・・・? と思いきや、じっくり観察すると、光がさしている部分は緑ではなく青く光っています。
直前に入った、同じく小田温泉にある民宿きらくのお湯も青かったので、この辺りのお湯は青く光るみたいですね。
成分表によるとメタケイ酸が300mgを超えているので、陽の光に照らされ青く光るのも納得です。

見た目以外の特徴としては、僅かに成分臭があります。
湯口辺りでじっくり嗅ぐと、少し分かりやすく金気臭と。僅かな痕跡程度ですが硫黄臭いがします。
それに混じって、コールタールみたいな臭いもありました。
このコールタール系の臭い、懐かしいです。
今は無き、ダムに沈む前の川原湯温泉でよく嗅いだ臭いです。

浴槽内の温度は適温ですが、湯口から注がれるお湯は素手で触れない程度に熱いです。
そのため、湯口から投入される源泉量は、浴槽の大きさに対しては少し少な目。
鮮度の話をしてしまうと、そんなに良いとは思えません。
この日は風が強かったので落ち葉が沢山浮いていたせいもあり、余計にそう感じてしまうのかも・・・?

でも、そのお陰でお湯がとても柔らかく、光り輝くお湯の中に身を沈めていると物凄く気持ちが良いです。
折角1500円も払ったので、予定よりも少しゆっくりと湯浴みを楽しみました。

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身体を暖めるだけでなく眼の保養にもなる美しいお湯、最高でした!

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2024年 5月16日 - 初訪問・日帰り入浴

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