炭酸水素塩泉?
成分表撮影失念・・・ (´・ω・`)
大分県竹田市直入町長湯7655
0974-75-3051
男女別内湯
大人200円 小人100円
7:00 ~ 19:00
長湯温泉で湯めぐり4ヵ所目がこちら、しず香温泉さんです。
いきなり余談ですけど、私は湯めぐりをする際、行程上にある気になる温泉をリストアップしています。
優先順位をつけ、どこに立ち寄るか参考にするためです。
「ここは塩素循環だから入らない方が良い!」なんて場所も敢えてリストに載せていたりもしますw
今回の九州ツーリングは久しぶりの大規模遠征だったので、リストアップも大変でした。
正確には数えていませんけど、たぶん300箇所くらいかな?
もちろん、300箇所リストアップしたところで、全部入れる訳ではありません。
そんな中で、リストを作るのが特に大変だったのがここ、長湯温泉です。
立ち寄り出来る施設がとにかく多いのです!
あっちにもこっちにも、立ち寄り出来る施設や旅館だらけ!
嬉しい悲鳴なのですが、こんなに温泉だらけで、本当にやっていけるのだろうかと、ちょっと心配になってしまうほどです。
だってここ、長湯温泉がある場所はとっても長閑なんです。
あまり人が沢山住んでいるようには見えないんですけどね~
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そんなわけで、話を戻して、こちらしず香温泉さんです。
リストアップしている時も「ここは絶対入りたい!」と思った場所のひとつでした。
何と言うかですね、事前情報だと、とてもボロいと聞いていたのです。
なお断っておきますが、当ホームページにおいて「ボロい」は誉め言葉です。
私は、色んな人たちに長い事愛され、ボロボロになる程に満身創痍、古めかしくて歴史のある温泉が大好きなのです。
実際現地に来てみた感想ですが、うん・・・ 外から見る限りでは、結構ボロいですね~!
本当にここやっているのか心配になりましたが、入口には「営業中」の張り紙が出ています。
まぁ、この「営業中」の張り紙、出したまま廃業している所もチラホラあるので油断は出来ませんが、ここはちゃんとやっていて一安心。
管理人は不在で料金箱制です。
もちろんちゃんとお金を払い、脱衣所に入ったのですが、まだ外は明るいと言うのに妙に薄暗いです。
先客の姿も無く、どことなく不気味な雰囲気が漂っています。
ボロいとは聞いていましたけど、私の想像を超えていました。
お風呂は内湯のみです。
外観と脱衣所で覚悟は出来ていましたけど、いざ浴室を見てみると・・・
うわぁ、やっぱり!
とってもボロいです。
でもこれ、ボロいと言うよりコレ、もはや「怖い」です。
壁は苔なのかな? 塗装の色なのかな? 妙に緑色なんですよね。
なんか、この世にあらざるものが出て来そうな雰囲気があります。
冒頭でボロいは誉め言葉と書きました。
実際私はボロい温泉が大好きです。
でもここは・・・ う~ん、ナンダコレは!?
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来たからには引き返す訳にもいかず、お湯にも浸かってみました。
お湯は強めの茶濁りで、浴槽や浴室の色のせいでそう見えるのか、少し緑がかっています。
温度は適温。強い金気臭があり、湯口のお湯を口に含むと金気味も強く感じます。
金気臭以外にも炭酸臭や土類臭のような成分臭がするのですが、特に気になったのが、どくだみの葉をすり潰したかのような、独特な臭気があるのです。
このどくだみ臭、過去に入った温泉で、群馬県の赤城温泉にある御宿総本家でも感じた事があります。
洗い場は析出が千枚田状になっています。
脱衣所で入口付近は出入りがあるせいか、ある程度平らに削られていますが、あまり誰も歩かないであろう湯口付近はガリガリになっています。
お湯は間違いなく絶品です。
かなり濃いです。
今回の旅行ではここ含め長湯温泉は9箇所入っていますが、その中で比較したら、ここのお湯がダントツで一番濃かったです。
お湯だけで評価したら最高です。物凄く気持ちが良い温泉です。
でも、偽らざる感想として、ほんとうに怖いw
まだ明るいうちだから良かったけど、これ、夜中とかどうなるんだろう?
夜は19時までやっているみたいなので、冬場とかであればその時間帯は既に暗いはずです。
蛍光灯・・・ ついてる箇所と外れている箇所があるけど、ついている奴はちゃんと電気つくのだろうか?
でも、蛍光灯が数本ついたところで、たぶん相当怖いんじゃないかな?
そんな時間に再訪してみたい気がするような、しないような・・・
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言葉を選ばず色々と好き勝手書きましたが、今回九州ツーリングで入った81箇所の温泉の中でも、トップを争う程にインパクトが強く記憶に残った温泉でした。
人にはオススメし難いです。
でも、こんな温泉に入ったよと、思わず誰かに話をしたくなる、不思議な魅力を持った温泉です。
それに何度も繰り返し書きますが、お湯はかなり濃くて絶品でした!
機会があればまた再訪してみたいですね。
いつかその時まで、いまと変わぬ姿で営業している事を、切に願います。
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2024年 5月15日 - 初訪問・日帰り入浴
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