単純硫黄温泉
(源泉名:湯本温泉 雪秩父)
61.2度 / ph3.8 / 自然湧出 / 湧出量測定不能 / H30.8.31
H+ = 0.2 / Na+ = 8.0 / K+ = 1.9 / NH4+ = 0.7
Mg+ = 3.9 / Ca+ = 9.9 / Al+ = 0.7 / Mn+ = 0.1 / Fe+ = 0.2
Cl- = 5.6 / S2O3- = 0.8 / H2PO4- = O.1 / SO4- = 57.8 / HSO4- = 0.3
H2SiO3 = 59.1 / HBO3 = 0.3 / CO2 = 300.2 / H2S = 9.3
成分総計 = 467mg
北海道磯谷郡蘭越町湯里680ー13
0136-59-2881
男女別内湯・露天風呂
大人 800円、小人 300円
10:30 ~ 15:00
ニセコ湯本温泉にある温泉旅館です。
向かいには雪秩父があります。
雪秩父には国民宿舎だった頃の2013年に立ち寄りで入浴していますが、今はリニューアルして町営の日帰り入浴施設になったみたいですね。
新しくなった雪秩父も気になりましたが、今回はまだ一度も入った事の無いこちら、紅葉音さんにお邪魔しました。
ちなみに紅葉音と書いて「あかはね」と読むみたいですね。
実は気付いたのはたった今、本レポートを書くにあたり公式HPを見て知りました。
入浴中も帰ってからも、ずっと「もみじね」と思っていました・・・ (;^ω^)
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さて、そんな紅葉音さんですが、一言でいうと、とってもお洒落なお宿です。
国民宿舎だった頃の雪秩父は、それはまぁ、何ともボロっちい所でした。
そんな雪秩父の向かいにあるお宿なんだから、さぞかしと思って来てみたら、何とまぁ! です。
山の中にある素朴なお宿・・・ なんかじゃありません。
なんでこんなお洒落宿がこんな山の中に!? って感じですね。
フロントの方の対応も良くて、お風呂の場所をとても丁寧に教えてくれました。
途中にある休憩スペースなど、かなり作り込んでいる感じですね。
和だけどモダンって感じです。
一歩間違えると方向性が良く分からない事になりますが、こういう雰囲気、私は結構好きです。
ちなみに宿泊は1日12組限定なのだそうです。
12組って、旅館の規模からしたらそんなモンだろうって気がしますけどね。
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さて、期待のお風呂。
源泉は雪秩父からの引き湯で、源泉名はそのまんま「雪秩父」になっていました。
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まずは内湯ですが、洗い場と湯舟がひとつあるだけのシンプルなものです。
湯舟に張られているお湯は灰白濁で、透明度は20cm位でしょうか。
かなり強い硫黄臭があり、それに加えて僅かですが土気臭も交じっています。
湯底に湯花が沈殿しており、かき混ぜると白濁度合いが一層増しました。
肌触りはしっとりペタペタ系。
湯口から出ているお湯を口に含んでみたところ、さほど強くはありませんが硫黄の苦みを感じます。弱酸性のお湯で、酸味は僅かに感じる程度。
成分総計だと500mg弱しかありませんが、とても濃く感じるお湯です。
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続いて露天風呂。
内湯からそのまま露天に出る事が出来るのですが、階段を降りた先にあります。
こちらには湯舟がひとつあるだけで、洗い場等はありません。
お湯は内湯と同じ源泉で、こちらも灰白濁です。
浸かってみた印象は内湯と変わりません。
湯口は2本のパイプから出るお湯を一度枡に溜めて、そこから湯舟に投入する方式です。
湯口を正面に見て、左側のパイプからはぬるめのお湯、右側は熱めのお湯が注がれています。
どちらも温泉だとは思いますが、左側の方は少し味が薄めでした。
源泉温度が60度と高いので、加水でもされているのかな?
まぁ、仮に加水されていたとしても、気持ちが良いお湯です。
雪秩父に入ったのはもう10年位前なのですが、雪秩父の印象も非常に良かったです。
同じお湯ですので同じ印象になるのは、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・ ここのお湯も素晴らしいですね!
ふと衝立越しに景色を眺めると、通りを挟んで雪秩父が見えました。
そっちも気になるけど、この日は時間が無かったのでパス。
また今度この辺りに来た時は雪秩父に立ち寄ろう・・・
露天風呂の壁面にはニセコの周辺地図があり、色んな温泉地が書かれていました。
薬師温泉や新見温泉なんかも書かれているのですが、既に廃業してしまっているので、ちょっと悲しい気分になります。
新見温泉は未湯のまま廃業してしまいましたが、薬師温泉の方は2013年に宿泊しているんですよね。
足元自噴で良いお湯だったんだけどなぁ~
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とても気持ち良いお湯ですし、居心地も良いお風呂なのですが、私が滞在している間は他にお客さん誰も来ませんでした。
多分ですけど、雪秩父の方はそれなりに人が来ていると思われ・・・
本レポート執筆時の金額ですが、こちらの方が雪秩父よりも100円だけ高いです。
静かにゆっくりと湯浴みを楽しみたいのであれば、こっちの方が良いかも!?
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2023年 9月5日 - 初訪問・日帰り入浴
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