ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(源泉名:国有泉源(No.2泉源))
82.7度 / ph7.3 / H5.4.26
Na+ = 247.9 / K+ = 14.3 / Mg+ = 1.6 / Ca+ = 67.1
F- = 2.9 / Cl- = 234.1 / HS- = 0.4 / HCO3- = 59.5 / SO4- = 331.7
H2SiO3 = 95.5 / HBO3 = 35.3 / HAsO2 = 1.8
CO2 = 6.2 / H2S = 0.2
成分総計 = 1098mg
北海道有珠郡壮瞥町蟠渓18
0142-65-2277
男女別内湯
大人 300円、小人 200円 / 貸切風呂:大人 500円、小人 250円
7:00 ~ 22:00
蟠渓温泉は洞爺湖から少し離れた東側、長流川と並行して走る国道453号線沿いにある温泉地です。
温泉地と言ってもコンビニどころか商店すら(たぶん)無い小さな集落です。
国道453号線自体はそこそこの交通量があるのですが、車は見向きもせずに通り過ぎて行くんですよね。
ある意味とても寂しいと言うか、独特の風情があります。
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余談ですが、長流川と書いて「おさるがわ」と読みます。
お猿さんみたいな響きで可愛らしいですが、これもアイヌ語が由来ではないかとされており、葦の生える川だとか、他にも諸説あるみたいです。興味あったら調べてみてね。
余談続きですが、この蟠渓温泉には温泉マニアには比較的よく知られる野湯、おさるの湯と言うのがあります。
以前はコンクリートで固められた湯舟があり、快適な野湯だったらしいですが、数年前に土砂で埋まってしまいました。
今でもお湯は沸いていて、色々と手を加えれば入れるらしいですが、だいぶワイルドな野湯になってしまっているようです。
ちょっと興味ありましたが、今回は時間も無いのでパスしました。
きっといつの日か再訪しよう・・・
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さて、そんな感じの蟠渓温泉。
国道沿いにあって割と目立つのがこちら、蟠岳荘さんです。
看板が無ければ戸建てに見えなくもない、素朴な建物です。
中はちょっとレトロ。
今時見ないテーブル型のゲーム機がありました。
私が子供の頃、喫茶店などで見かけた事のある奴です。
懐かしいなぁ~
当時子供だった私は一人で喫茶店に来る事などなく、親と一緒でした。
ゲームさせて貰えた記憶は数回程度で、いつもデモ画面を眺めるだけでしたが、見ているだけでも楽しかったんですよね。
電源入っていないですけど、今でも動くのかな?
お風呂は内湯のみで男女別です。
女将さんが丁寧に案内してくれました。
女将さん「いいお湯なんだよぉ〜!」と言いながらニコニコされていたのが印象的です。
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さて、そのお風呂。
手前に洗い場、奥に湯舟がひとつのシンプルなものです。
採光が良く、窓の外には長流川を眺める事が出来るので、内湯にありがちな閉塞感のようなものはありません。
張られているお湯はごく僅かに濁っていますが、基本的に透明と言って良い程度です。
温めで40度は無さそう。
ほんのり芒硝臭と硫黄臭の痕跡と思われる成分臭があります。
鮮度が良いお湯に感じる角の立った感じは無く、かなりしっかりと揉みこまれたような柔らかいお湯で、肌触りはトロトロします。
悪い言い方をすると、少し劣化したお湯ですが、これはこれで体への負担が少なく、入っていて気持ちが良いです。
湯口は2箇所、かなり熱いお湯が少量ずつ注がれていました。
循環などはされておらず掛け流しなのですが、源泉温度が高いため、投入量がかなり絞られている様子。
成分表と一緒に記載されていた温泉利用状況には加水ありと書かれていましたが、湯量を絞る事で加水を最小限にしているのかもしれませんね。
ちなみに、同じタイミングで入浴していた地元のオジサン曰く、普段はもっと熱くて入る事が出来ない位の時もあるそうです。
蛇口湯口にビッシリとこびり付く温泉の結晶、私はこれを芒硝の塊だとか思い込んでいるんですけど、それを見る限りだと源泉の素性はかなり良さそうです。
熱すぎて入る事が出来ないのは困りものだけど、出来れば熱くて鮮度抜群の時に入ってみたかったなぁ~
でもまぁ、女将さんが言ってた「良いお湯なんだよぉ~!」っての、なんか分かりますね。
気持ちが良いお湯で、結構ゆっくりと過ごしてしまいました。
今回は利用しませんでしたが、貸切風呂もあるみたいです。
次回もし家族で来ることがあれば、そちらも利用してみたいと思います。
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2023年 9月4日 - 初訪問・日帰り入浴
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