北海道

宮内温泉旅館 (宮内温泉) ★4.0

ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉
(源泉名:宮内温泉 3号井)
49.3度 / ph7.5 / 動力揚湯 / R3.8.25
Na+ = 275.9 / K+ = 17.7 / NH4+ = 0.5 / Mg+ = 6.5
Ca+ = 31.4 / Fe+ = 0.2
F- = 3.5 / Cl- = 38.9 / SO4- = 207.2 / HCO3- = 573.6
CO3- = 6.0 / HS- = 0.2
H2SiO3 = 52.3 / HBO3 = 12.1 / H2S = 0.1
成分総計 = 1226mg

北海道島牧郡島牧村泊431
0136-75-6320
男女別内湯、露天風呂
大人(中学生以上) 500円、小学生 300円、幼児 無料
9:00 ~ 21:00 (最終受付 20:30)

島牧村にある温泉旅館です。
金華湯に行くにあたり、前泊地の候補としても挙げていたお宿でした。

直前に立ち寄ったモッタ浜海岸温泉からだと、日本海を左手に見ながら北上していきます。
途中から海岸沿いを走る国道を逸れ、山の中へ。
民家が数軒あるだけの、とても静かな場所にあります。

ちなみに、宮内と書いて「みやうち」ではなく、「ぐうない」と読むそうです。

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お宿に入ると女将さんが笑顔でお出迎えしてくれました。
立ち寄りをお願いすると、快くOKとの事。
お風呂への行き方などをとても丁寧に説明してくれて好印象です。

脱衣所入口にはウォーターサーバーがありました。
なんでも大平山の伏流水だそうです。
入浴の前後で頂きましたが、とても美味しかったです。

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お風呂は男女別です。

まずは内湯。
入って右側に洗い場が数人分、奥に湯舟があり、左右の2槽に分かれています。
訪れた時間は夕方に差し掛かる4時過ぎです。
西日が差し込んでいて、とても雰囲気が良いです。

湯口があるのは脱衣所から向かって右側の浴槽側で、ちょっと熱くて44度位でしょうか。
左右の浴槽は仕切りの下が繋がっており、右側のお湯が左側に流れ込む仕組みで、左側は42度適温です。
湯口のある右側のお湯の方が新鮮なのですが、左側のお湯もなかなか良くて、かなりフレッシュな印象を受けます。
利用者が少ないからなのかな?

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見た感じ金気臭がプンプン漂って来そうですが、実際に感じた金気臭はほんの僅かです。
他には若干の温泉臭。癖が無くて入りやすいお湯です。
肌触りは少しだけツルツル。芒硝系にも似た、ビリっとくる肌触りも少しだけ感じます。

洗い場のカランからも温泉が出るようで、こちらで確認すると、少しだけ金気臭が強めに感じます。
毎日入っていても飽きないお湯って感じですね。

ずっと浸かっているとグッタリ疲れるので、湯舟の脇に座って、掛け湯しながら過ごす時間が長くなります。
温泉の成分によって程よく赤茶けた浴室が西日に照らされ、より一層色が濃く見えるんですよね。そんな浴室全体を見渡しながら、ぼ~っとしていると、今日のお宿はここで良いや~ って気分になってきます。

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内湯からは露天風呂にも出れます。
でも、私の前にOさんが入りにいったと思ったら、すぐに帰って来たんですよね。
ん? なんで?

理由はすぐに分かりました。

源泉は内湯と同じ物なのですが、うん、熱いんですよね、とっても。
46度かな? もしかしたら47度あるかも?
頑張れば入れる温度ですけど、ゆっくりは出来ない高温です。

内湯を雰囲気良く照らしてくれた西日も、ここでは恨めしい存在です。
グッとこらえて熱いお湯に浸かり、体を冷まそうとお湯から出たら、今度は太陽光で肌が焼かれます。
逃げ場がどこにもありません。

私もOさんと同じく、あっという間に内湯に引き返してしまいました。

いつもこんなに熱い訳ではないと思いますし、時間も悪かった事でしょうし・・・
開放感があって良い造りなんですけどね~

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浴後「宮内温泉のあゆみ」が廊下に張られていたので、軽く読んでみました。
ぐうないと読む宮内ですが、アイヌ語のユウナイ(湯の川)と言う意味から付けられているそうですね。
北海道の地名の多くがアイヌ語由来ですが、改めてここも北海道なんだなぁと実感します。

なんと、宮内温泉には象の花子も湯治に来たのだそうです!
象が湯治って、なんか凄いですね!!!

余談ですけど、象の花子って、なんか聞いた事あるな~と思い調べて見たのですが、宮内温泉に訪れた花子の他にも、花子と言う名前の象がいたみたいですね。
と言うか、そのもう一頭の方が有名だったりする訳ですが、それはまた別の話。
詳しく知りたい方はご自分で調べて見て下さいね。

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機会があれば宿泊してゆっくりと過ごしてみたい温泉です。

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2023年 9月2日 - 初訪問・日帰り入浴

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