ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(源泉名:吉の湯1号及び2号の混合泉)
80.9度 / ph7.2 / 自噴 / 毎分23L / R2.7.22
Na+ = 896 / K+ = 57.7 / NH4+ = 1.5 / Mg+ = 16.2
Ca+ = 92.6 / Mn+ = 0.4 / Fe+ = 0.3
F- = 0.9 / Cl- = 1074 / SO4- = 481.8 / HCO3- = 434.4
CO3- = 0.4
H2SiO3 = 79.8 / HBO3 = 82.3 / CO2 = 48.4
成分総計 = 3267mg
北海道茅部郡鹿部町鹿部45
01372-7-2211
男女別内湯
500円
12:00 ~ 19:00 (要確認)
渡島半島にある鹿部温泉です。
この日は恵山から海岸沿いに北上してきて、何だか寂れた所だなぁ~なんて思いながら車窓を眺めていたのですが、鹿部までくるとだいぶ拓けた感じになってきました。
大沼からも近いので観光客も来やすいのでしょうね。
鹿部には間欠泉なんかも見れる道の駅もあり、だいぶ賑やかです。
その道の駅から歩いたら数分の場所にあるのがここ、吉の湯さんです。
今回の函館湯めぐりで一緒に行動しているT-Kさんが以前訪れたそうですが、すごく良かったそうで、是非私にも入って欲しいと連れて来てくれました。
.
さて、そのお風呂。
脱衣所から何となく香ってはいましたが、浴室に入るとムワっと襲ってくる芒硝臭!
なるほど、T-Kさんが絶賛するのも納得です。
浴室全体が何とも言えない良い臭いで包まれているんですよね。
床が泉質によって渋く変色しており、視覚的にも美しい温泉です。
お湯は僅かに笹濁りですが、湯底はハッキリと見える程の透明度。じっくり観察してみると僅かですが茶湯花が舞っているのが確認出来ます。
かけ湯でサラサラする肌触りがあり、お湯に浸かるとビリビリと刺すような刺激。
入って最初のうちは熱く感じるお湯ですが、しばらくすると体が馴染み、熱湯ではなく適温である事が分かります。
お湯から上がると肌がサラリと乾きます。
典型的な芒硝泉の特徴ですね。
とにかく気持ちが良いお湯です!
湯口の造形も、なにやら大自然のジオラマを見ているような、なんとも美しいものです。
ふと隣をみると、T-Kさんが幸せそうに「今日はここに泊まりたいなぁ~」なんて言いながら足を伸ばしていました。
残念ながら、この日の宿は既に予約済みなので、それは出来ないのは承知の上なのですけどね。
うんうん、その気持ち、とても良く分かります。
.
鹿部温泉にはこの吉の湯以外にも数軒お宿があります。
今回立ち寄る事が出来たのはこの吉の湯だけでしたが、ここまで気持ちが良いお湯だと他も気になりますね!
いつになるか分かりませんが、再度この近くに来ることがあれば、もう一度来たいと思います。
芒硝臭が好きな人であれば一度は入っておくべき、素晴らしいお湯でした!
.
2023年 8月13日 - 初訪問・日帰り入浴
コメント