単純温泉
(源泉名:花ごころの宿 渡り(かわせみ湯))
67.4度 / ph8.3 / H20.8.27
Li+ = 0.2 / Na+ = 204.1 / K+ = 4.1 / Ca+ = 59.8
NH4+ = 0.1 / Mg+ = 0.1 / Sr+ = 0.3 / Al+ = 0.1 / Fe+ = 0.3
F- = 7.7 / Cl- = 99 / Br- = 0.2 / HS- = 0.2
SO4- = 408.6 / HCO3- = 25.4 / CO3- = 5.6 / S2O3- = 0.1
H2SiO3 = 71 / HBO3 = 14.3
成分総計 = 901mg
岩手県花巻市湯口佐野21−8
0198-25-2110
男女別内湯・露天風呂・サウナ・水風呂
大人 800円、小学生 400円
11:00 ~ 15:00 (入浴16時まで)
火曜日定休
花巻温泉郷といえば、鉛温泉と大沢温泉を真っ先に思い浮かべますが、他にも幾つか温泉があります。
そのどれもが大規模系で、あまり足が向かなかったのですが、たまには新規開拓も良いだろうと思って2軒ほどハシゴしてみました。
その1軒目がこちら、渡り温泉のホテルさつきです。
どうでも良いですけど、「渡温泉」ではなく「渡り温泉」です。
名前が面白いですよね。
温泉地名で送り仮名が付く所って、他にあったかな?
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ホテルさつきの手前には別邸楓と言う建物があり、ホテルさつきと建物が繋がっています。
同じ経営によるものと思われますが、別邸楓の方は日帰り入浴を受け入れていません。
中に入って思った事は、なんとも超立派なホテルです!
広々としたエントランス、フロアの中央には階段があり、吹き抜け状になっている高い天井。
なんと言うかですね、東北のホテルって、もっとこう、薄暗くて鄙びているハズなんですけど!?(とんでもない偏見)
入浴料は800円です。
金額だけ見ると、この800円と言う金額は東北の温泉としてはちょっと高いです。
でも、これだけ立派なホテルの温泉を利用出来ると考えたら、800円は逆にとても安い気がしないでもありません。
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温泉はフロントから階段で降りて行った地下?にあります。
階段を降りた先にある温泉って、私は大好きなんですよね。
多分ですが、名湯は階段を降りた先にありって、誰だか忘れましたが、昔の偉い人が言っていたような気がします、いまテキトーに思いついた事ですけど。
でも、ここのはちょっと立派過ぎて、ん~・・・ 私が思っているのとは何かチョット違う。
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お風呂は勿論男女別です。
まずは内湯。広々とした洗い場と、大きな湯舟のある、ホテルの規模からしたら相応って感じに立派なものです。
お湯は無色透明。あまり特徴を感じないお湯ですが、広々とした湯舟で浸かるお湯は気持ちが良いです。
湯口が特徴的な形をしていて、そこからザバザバと注がれるお湯を見ているとなんか幸せな気分になれます。
湯使いとしては、源泉温度が高い為に加水をした上で、塩素消毒と循環だそうですが、私が入った限りでは、不快な塩素臭は一切ありません。
循環でお湯が劣化している印象もありませんでした。
内湯にはこれ以外にもサウナや水風呂があります。
水風呂水道水か井戸水か分かりませんが、とりあえず温泉ではありません。
でもこの日はとても暑かったので、この水風呂にはかなり助けられました。
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露天風呂は内湯からそのまま外に出る事が出来ます。
内湯の雰囲気も良いですが、露天も良いですね!
目の前に広がる景色が素晴らしいです。
冬季はこの視界の先が一面の雪景色になるのでしょうね!
お湯は内湯と同じ源泉で、無色透明、これといった臭いや浴感などは無いお湯です。
恐らくこの露天も塩素循環と思われますが、こちらのお湯からも塩素臭はしません。
入っていて普通に気持ちの良いお湯です。
お湯をじっくり観察していると、内湯には無かった白湯花みたいなのが浮いています。
ただ、どうもこれは温泉成分によるものではなく、外から飛んできた花粉とかのようですね。
ま、それはそれで、自然のお湯って事で、別に悪い事ではありませんけどね。
脱衣所には「お湯の中の茶褐色の浮遊物・沈殿物は成分由来の湯花です」とありましたが、私が確認した限りにおいては、それらしきものはありませんでした。
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今まであまり足の向かなかった、花巻温泉郷の大規模ホテル。
物凄く正直に、私の個人的な好みだけの話をしてしまうと、私はやっぱり、大規模なホテルよりもこぢんまりと家族経営しているようなお宿の方が好きです。
でも、たまにはこういう、良い意味での「立派過ぎる」ホテルを利用するのも良い物ですね!
普通に良いお湯でしたし、とても快適に入浴を楽しめました!
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2023年 7月29日 - 初訪問・日帰り入浴
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