温泉備忘録 | 第６話 – フロントスプロケットを交換しました

リトルカブを買って、ほぼ１年が経過しました。
毎日の通勤で大活躍！
特にこれと言った大きな不満はありません。

でも、他の人がどんな風に乗っているのかって、やっぱり気になるんですよね。
暇な時や、何となく寝付けない時とか、スマホでカブ系のブログを読み漁る事が多いのですが、その中でも良く出てくるキーワードがスプロケットの交換と言う奴です。
なんでも、フロントのスプロケットを変えたら走りやすくなったとか、燃費が良くなったとか言うではありませんか。

ふむふむ、なるほどねぇ。

で、・・・スプロケットって、なに？

ザックリ言うと、歯車です。

ほとんどのバイクは前の方にエンジンがあり、歯車とチェーンで後輪に力を伝え、後輪駆動で走ります。
エンジン側にある歯車がフロントスプロケット、後輪側にある歯車がリアスプロケットと言うそうです。（フロント側をドライブスプロケット、リア側をドリブンスプロケットとも言う）

この歯車の数を変える事で、エンジンの力の伝わり方が変わるんですよね。

今回私がやろうとしているのは、フロントスプロケットの交換です。
純正の14丁から15丁に変える事にしました。
ちなみに14丁と言うのは、歯車の山が14個あると言う意味です。

フロントの歯車数を1丁増やす事により、同じ速度で走る際のエンジン回転数を抑える事が出来るようになるそうです。
エンジンをあまり回さないで走るから燃費も良くなると言う理屈ですね。

先人達の知恵をもとに、私が購入したスプロケットはこちら。
バイクの部品などを取り扱うメーカー、キタコ製のスプロケットです。
ちなみに私が交換したリアサスペンションもキタコ製。

ただの歯車だと考えたら、まぁ、こんなもんかも知れませんけど、千円ちょっとで買えてしまうんですね。カブの部品、安すぎでしょ！？

どうやら手元の工具では足りなそうなので、同じくキタコ製の工具セットも買いました。

バイク弄りには勿論、普段の生活でも役に立ってくれそうです。
（実際、その後のバイク弄りで大活躍、買って本当に良かった商品です！）

届いたので、早速取り換えてみる事にしました。

例によって、当ホームページでは、どこのネジをどう外す等と言った具体的な手順はありません。
細かい内容については、ネットで探すと色々情報が出てくると思いますので、そちらを参考になさってください。

今あるものを取り外し、新しく用意したものに取り換える。
ただそれだけの作業です。

↓ ビフォー（ボルトが無いのは取り外した後に撮影したためです）

↓ アフター

↓ 左が新しく取り付けた15丁、右側が元々ついていた14丁です。

↓ こうして重ねてみると、大きさの違いが分かりやすいと思います。

作業時間は1時間半位でした。慣れている人ならば30分と掛からないでしょうね。
作業の難易度については、まぁ、ド素人の私でも出来たって事で・・・
事前にちゃんと調べ、道具を揃えて、ひとつひとつの手順を確認を怠らなければ、誰でも出来そうです。

ただし、もちろん自己責任で！
分からなければお店に任せるのが間違い無いですね。

で、実際に取り換えて走って見た感想。

【良くなった点】

巡航時はだいぶ走りやすくなりました。
同じ速度で走る分には、エンジン回転数が低くなるので、ジェントルな感じになります。
アクセルオフした時にかかるエンジンブレーキもマイルドになりました。
今までは１速と２速はオマケで、さっさと３速に入れて、常時３速固定のオートマみたいな感じでした。スプロケ交換後は２速で走れる速度域が広がり、ギアチェンジする機会が増えました＝走っていて楽しいです。

【悪くなった点】

加速に関しては、かなり悪くなりました。
信号でのスタートや周囲の流れに合わせた加速など、今までアクセル半開でも走れていた場面でも、全開にする事が増えました。
特に登り坂、今まで2速でグイグイ登っていた坂が、だいぶ苦しくなりました。
良くなった点で書きましたが、以前は３速固定のオートマみたいでした。裏を返せば、３速入れっぱなしでも余裕で加速出来たのです。でも、同じように加速しようと思ったら、２速に落とさなければならなくなりました。

交換した人たちの話だと、変えて良かったと言う意見が大勢を占めます。
ですが、少なくとも私が乗った印象では、う～ん、これ、どうなんだろう？
メリットは勿論あります。でも、デメリットもかなりありますね。

私の体重が重たいせいかな・・・！？

まぁ、折角交換した事ですし、しばらくはこのままで様子を見てみたいと思います。
もしもこれで燃費が良くなっているならば、それはそれでアリですし。

工具は他でも使えるから無駄にはなりませんし、スプロケ代はたった千円。
駄目ならば戻せば良いだけです。
もしも元に戻す事になったとしても、手間が掛かったと言うだけで、諦めのつく金額ですからね。

つづく – 第７話 – 山梨ソロツーリング（前編）