万寿屋旅館 （仙石原温泉） ★3.5

酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
（大涌谷温泉）
（蒸気造成混合泉 2号泉（仙石原方面、3号泉（強羅方面）
60.6度 / ph2.1 / H30.9.28
H+ = 8.01 / Na+ = 40.5 / Mg+ = 34.7 / K+ = 3.18
Ca+ = 90.6 / Al+ = 7.55 / Mn+ = 1.28 / Fe+ = 13.2
NH4+ = 0.22 / Sr+ = 0.17 / Zn2+ = 0.04
F- = 0.8 / Cl- = 342 / Br- = 0.14 / HSO4- = 118
SO4– = 443 / NO3- = 0.49
H2SiO3 = 157 / HBO3 = 14.2 / H2S = 1.28 / H2SO4 = 2.35
成分総計 = 1278mg

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原160
0460-84-8057
男女別内湯
900円
10:30 ～ 16:00

仙石原いこいの家で入浴した後、さて次はどこへ行こうかと彷徨いました。

・ 箱根仙石荘 = 仙石原いこいの家のすぐそば。インターホン鳴らしてみたけど無反応。廃業しているのかも？
・ 民宿やまぼうし = 施錠されていて入れない。内部を見る限り廃業している様子
・ 民家石垣 = 廃業されたそうです。オーナーさんに直接確認

3連続の玉砕です。
今日は既に7箇所玉砕しているので、合計で10回もの玉砕。
まぁ、きっと廃業しているだろうと予め分かっていた所もあるので、普通に断られる程のダメージはありませんが、それでも10箇所も空振りだと流石に凹みます。

そんな中で、きっとここも駄目だろうなぁと思いながら立ち寄ったのがこちら、万寿屋旅館さんです。昨年泊まった福島館さんのすぐ近くにあります。
中に入ると女将さんが出て来られました。立ち寄りをお願いすると大丈夫との事。あまりにアッサリとOKして貰えたので、勿論嬉しかったのですが、拍子抜けしました。

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お風呂は内湯のみで、男女に色分けされた暖簾が下がっています。
コロナの影響かどうかは分かりませんけど、「中から鍵が掛かるから貸切でどうぞ」「こっちの方が大きいからこっちが良いかもね！」と、男湯の方に案内されました。
とりあえず言われるまま男湯を利用させて貰う事に。

折角だから女湯も見せて貰いました。
これはこれで、小さな湯舟で凄く良い感じです！
でも、やっぱり女湯側が良い！ってお願いするのも変ですし、大人しく男湯側を利用する事に。

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男湯は女湯よりも少し広いです。
先ほど女湯の方がと書きましたが、これはこれで、風情あって良い浴室です。
湯舟はひとつ、四つ切りピザ形で、白濁のお湯が張られていました。

源泉はこの辺りでは一般的な大涌谷源泉です。
湯底が見えない程にしっかりと濁っていて、ほんのり焦げ硫黄臭。

湯口からは素手で触るには熱い源泉が静かに注がれていて、注がれた分と同じだけが洗い場に流れ去っていました。
加水、加温、循環、塩素などは一切ない、正真正銘の掛け流し温泉です。

湯舟の大きさに対して源泉投入量はあまり多くありません。
そのため、温度はあまり高くなくて、40度を僅かに下回るくらいしかありません。
ただ、これはこれで、いつまでも浸かっていたくなる温度で、気持ちが良いです。
体への負担も感じないので、湯に浸かって長い事ぼーっとしていると、眠気すら襲って来ます。

この日はそろそろ帰路につかなければならなかった事と、その前にもう一箇所立ち寄りたかったのです。そのため、あまり長居はしませんでしたが、時間さえ許せばいつまでも入っていたくなるお湯です。

帰り際、ご主人が玄関先まで出て来てくれて、「バイクで来たの？」「この後帰るの？ 気を付けてね！」と、お見送りしてくれました。
ただの立ち寄り湯で、短い滞在時間でしたけど、とても印象が良かった一湯です。

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2023年 4月18日 － 初訪問・日帰り入浴