宮城県

サンマリン気仙沼 ホテル観洋 (気仙沼温泉) ★3.5

ナトリウム・塩化物強塩泉
(源泉名:気仙沼温泉) 20.4度 / ph7.0 / H27.7.2
Na+ = 7654 / K+ = 158.4 / Li+ = 0.3 / / Ca+ = 729.9
Mg+ = 1083 / NH4+ = 7.4 / Sr+ = 44.7 / Fe++ = 5.9
Fe+++ = 0.3 / Mn+ = 0.1
F- =3.3 / Cl- = 15920 / HCO3- = 117.29 / Br- = 52
I- = 18.5 / SO4- = 1571
H2SiO3 = 11.1 / HBO2 = 10.8 / CO2 = 10.8
溶存物質総量 = 27,387.9mg

宮城県気仙沼市港町4−19
0226-24-1200
男女別内湯・露天風呂
大人800円、小学生400円、未就学児無料
12:00 ~ 19:00(最終受付18:30)

気仙沼出身の同僚が帰省する用事があり、車で送って欲しいと言われたので付き合いました。
って、こう書くとすぐ近所に送ってあげたようにも聞こえますけど、東京 → 気仙沼まで寄り道せずに走っても500km弱、6時間前後の距離です。
流石に日帰りできる距離ではないので、ついでに温泉に2泊。
前日は須川高原温泉に泊まり、この日は目的地である気仙沼の気仙沼プラザホテルに宿泊です。

さて、気仙沼についたは良いですが、同僚は気仙沼で用事があるため、単独で動ける自由時間が結構あります。
滅多に来れない気仙沼、入れる温泉には入っておきたいと思って調べてみたら、気仙沼市には温泉って2箇所しかない事が判明。
ひとつはこの日の宿泊先である気仙沼プラザホテルで、もうひとつがここ、サンマリン気仙沼ホテル観洋です。
気仙沼プラザホテルのすぐ近くにある、なかなか立派なホテルです。

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玄関先では気仙沼のゆるきゃら、ホヤぼーやがお出迎え。
通常であれば入浴代800円ですが、この日はワンコインデーで500円でした。
この日は水曜日です。ワンコインデーは毎月不定期に実施されるようですが、水曜日が多いみたいですね。

お風呂はフロントから1階層降りた先です。
男女別の大浴場入口には橋が掛かっていました。

大浴場には内風呂と露天風呂があり、どちらも同じ脱衣所から入る事が出来ます。

まずは内風呂。
広々としており、浴槽の全面に張られたガラスの向こうには気仙沼湾を一望できます。

お湯は無色透明、ほぼ無臭。
この規模のホテルですので、かけ流しは期待していませんでしたが、予想通り循環です。
源泉温度も約20度と低いので、加温もされています。
そうなると、当然ですが、塩素消毒もされているそうで・・・

ただ、加水はされておらず、源泉は100%とのこと。
幸いにして不快な塩素臭は一切しません。
浸かってみると結構気持ちが良いお湯なんですよね。

ちなみに、ここと気仙沼プラザホテルの源泉は同じで、塩分濃度がかなり濃い高張泉なので、浮遊浴が楽しめる事を売りにしています。

高張泉とは?: 人体の細胞液が8.8g/kgである事に対して、それよりも薄いと低張泉、同等程度だと等張泉、高いと高張泉と呼ぶ。
高張泉は浸透圧で成分が体内に吸収されやすいとされている。

要は、死海と同じで、血液よりも塩分が高いから比重で体が浮くって仕組みですね。

本当かな?と、湯舟の中で体の力を抜き、浮かべるかと試してみましたが、少しだけ浮くような感覚はあります。ただ、いまいちバランス良くは浮かべず、あまり落ち着けません。
私のやり方が悪いだけなのかも知れませんけど、浮遊浴は失敗に終わりました・・・

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露天風呂に張られているお湯も内湯と同じ源泉です。
こちらも、加温・循環・塩素消毒ありで、源泉100%です。
こちらも幸いにして塩素臭はしません。

外の空気を吸いながら入る事が出来るのは良いですが、内湯よりも低い所にあり、目隠しの為の衝立で眺望は全くありません。
浴室内が湯気蒸す冬場とかであれば、内湯よりも快適に入れるのかも?ですけど、眺望が悪い露天風呂にあまり価値を見出す事は出来ず、内湯の方で湯浴みを楽しみました。

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気仙沼市にわずか2箇所しかない貴重な温泉のひとつです。
コロナ禍で観光業界が冷え込んでおり、色々と心配が多い昨今ですが、今後も気仙沼を活性化させる施設のひとつとして、頑張って営業して欲しいと思いました。

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2021年 5月26日 ー 初訪問・日帰り入浴

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