渋温泉長野県

小澤屋旅館 (渋温泉) ★4.0

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:湯栄2号(旧名:湯栄ボーリング榎澤泉))
93.3度 / ph7.4 / 掘削自噴 / 毎分27.1L / H17.7.15
Li+ = 1.0 / Na+ = 294.2 / K+ = 31.9 / Mg++ = 0.3 / Ca++ = 93
Sr+ = 0.4 / Al+ = 0.02 / Mn+ = 0.02 / Fe+ = 0.1
F- = 0.2 / Cl- = 376.3 / Br- = 2.0 / I- = 0.5 / SO4- = 332.1
HS- = 2.6 / HPO4- = 0.1 / HCO3- = 59.4
H2SiO3 = 192.1 / HBO2 = 59.2 / HAsO3 = 1.0
CO2 = 4.8 / H2S = 1.2
成分総計 = 1453mg

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
(源泉名:渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯及びとんびの湯の混合泉))
57.7度 / ph4.0 / H18.6.6
H+ = 0.1 / Li+ = 0.4 / Na+ = 169.5 / K+ = 18.8 / Mg++ = 16.9
Ca++ = 104.4 / Sr+ = 0.4 / Al+ = 8.4 / Mn+ = 0.8 / Fe+ = 6.5 / Zn+ = 0.06
F- = 1.3 / Cl- = 214 / Br- = 1.2 / I- = 0.3 / SO4- = 436.8
HSO4- = 1.47 / HPO4- = 0.4 / HCO3- = 59.4
H2SiO3 = 145.1 / HBO2 = 32.2 / HAsO3 = 0.5 / CO2 = 44.6
成分総計 = 1204mg

長野県下高井郡山ノ内町平穏2276
0269-33-3575
貸切内湯 × 2箇所
日帰り入浴のみ不可

渋温泉の端っこ、あと数メートル歩いたら安代温泉と言う場所にある小さなお宿です。
どうでも良いですけど、渋温泉と安代温泉の境界線がイマイチ分かりません。
ほとんど同じ温泉街の延長線上なのですが、温泉地名が違ってしまうんですよね。
渋温泉には渋温泉の共同浴場があり、安代温泉には安代温泉の共同浴場があります。ここ小澤屋さんは境界線ギリギリで渋温泉なので、渋温泉共同浴場の鍵は借りれますが、すぐ目と鼻の先にある安代温泉の共同浴場の鍵は借りる事が出来ません。
まぁ、そんな事を気にするのは、外湯めぐりを目的にくる温泉マニアくらいだとは思いますが・・・

渋・安代 + 湯田中エリアには数多くのお宿があり、毎回どこに泊まろうかと目移りしてしまうのですが、今回ここのお宿を選んだのには訳があります。
もちろん、渋温泉にある9箇所の外湯めぐりが出来る事は理由のひとつですが、このお宿、源泉を2本引いているそうなのです。
そのうちの一本は渋温泉でも数軒しか引湯していないレア源泉で、硫黄泉なのだとか!
渋温泉の共同浴場でも硫黄臭を感じるお湯はありますが、はっきりと硫黄泉と紹介されていると興味が沸きます。これは入って確かめてみなければ! と言う事で、宿泊してみる事になりました。

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お風呂は2箇所あり、どちらも貸切で利用する事が出来ます。
まず最初に入ったのは、共同浴場などにも引湯される渋温泉総合源泉の浴室です。
タイル張りで、ひょうたん型の湯舟がレトロで良い感じ!

お湯の印象ですが、私が良く知っている渋温泉です。
ほんの少し金気臭と温泉臭がするお湯で、お湯から上がると肌にベタ付きが残らない、サッパリ系のお湯です。
共同浴場と同じ源泉ですが、共同浴場だと外湯めぐりで人の出入りが激しく、鮮度が悪い事が多いのですが、ここのお風呂は宿泊者しか利用しませんので鮮度抜群です。

共同浴場でも入る事の出来る源泉ですので、今回お目当てのレア源泉ではありませんが、これはこれで、十分に気持ちが良く、とても満足できる気持ちが良いお湯でした。

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もう一箇所が、今回の宿泊で楽しみにしていたレア源泉、湯栄2号のお風呂です。
壁面が檜張りですが、湯舟そのものはタイル張りのお風呂です。
最初に入った浴室よりも少し手狭です。貸切風呂だから良いですが、見知らぬ他人と一緒に入るのは少し遠慮したいくらいの大きさです。

期待のお湯ですが・・・ 確かに硫黄臭があります。
硫黄泉と聞いていたので、もっと濃いのを想像していましたが、イメージする程の強さはありません。ただ、誰でも気付く程にはハッキリと分かる硫黄臭があります。
肌触りは少しツルツルするもので、よく見ると僅かながら白湯花も舞っていました。

こちらのお湯も鮮度抜群です。
入っていてとても気持ちが良いですね!
これがブラインドテスト形式での入浴であれば、渋温泉のお湯だと言い当てる事は難しいだろうと思います。

成分表を見ると、総硫黄が3.8mgもありました。
もしも毎日入るお湯だったとしたら、この位の濃さがちょうど良さそうです。

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今回は我が家としては珍しく、ちゃんと2食付きでの宿泊でした。

↓夕食

一品一品とても美味しく、お酒も進む内容でした。
さりげなく地の物があったりして、少し嬉しくなります。

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↓ 朝食

夕食のような華やかさはありませんが、しっかりと美味しく、朝からお腹いっぱいに頂きました。

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湯田中・渋エリアには数えきれない程のお宿がありますので、再訪宿泊するかと言われたら、他にも色々と目移りしてしまいます。
でも、気持ちが良いレア源泉といい、食事の内容といい、アットホームなお宿の接遇といい、全体を通してとても満足なお宿でした。

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2017年 10月14日 ー 初訪問・宿泊

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