酸性含硫黄・カルシウム-硫酸塩温泉
(源泉名:御所の湯) 68.1度 / ph2.53 / H18.2.24
Na+ = 49 / K+ = 11.2 / Mg+ = 45.4 / Ca+ = 109.4
Mn+ = 1.8 / Fe+ = 0.1
F- = 0.2 / Cl- = 43.3 / SO4- = 414 / HS- = 4.8 / HCO3- = 129.8
H2SiO3 = 156.1 / HBO2 = 5.7 / CO2 = 68.9 / H2S = 17.1
成分総計 = 1031mg
栃木県那須郡那須町湯本128
男女別内湯
組合員以外入浴禁止(宿泊客は入浴可)
5:00 ~ 23:00
那須湯本温泉の民宿街にある共同浴場、滝乃湯と河原の湯に久しぶりに入ってきました。
かなり久しぶりでしたし、以前は滝乃湯と河原の湯をひっくるめてレポートしていましたので、折角なのでこの機会に個別に改めてレポートしなおしてみます。
以前のレポートはこちら → 共同浴場 滝の湯 ・ 河原の湯(那須湯本温泉)
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温泉めぐりが好きな私は、常に新しい所・行った事が無い所に行く傾向にあり、同じ所を頻繁に訪れるのは珍しいのですが、那須湯本だけはもう何十回と来ています。
その理由は、私が大好きなお宿「雲海閣」があるからなんですよね。
ふと温泉に入りたくなった時、週末の別荘代わりに雲海閣を利用させて貰っています。
で、ある時、雲海閣のご主人に「民宿街の共同浴場の鍵って借りれないの?」と聞いた事があります。答えはNO、組合員でないので鍵を持っていないのだそうです。
お話を聞く限りでは、かなり厳しく管理されているみたいですね。
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と言う事で、那須には何度も来ていましたが、雲海閣ばかりに泊まっていたのでなかなか訪れる機会が無かった共同浴場。
今回、民宿街にあるお宿、南月さんに宿泊して、共同浴場の鍵をお借りして入浴してきました。
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最初に入ったのは夕食後です。
軽くですがお酒を飲んだ後で、夜風に当たりながら滝乃湯までは一本道を歩きました。
8月とはいえ、那須の夜は少し肌寒いくらいです。
到着した滝乃湯、ずいぶんと久しぶりです。
途中に土産物店や飲み屋があるわけでもない、何とも静かな温泉街ですが、竹を細工した照明でライトアップされていました。
これだけ目立つ共同浴場なのに、鍵が無いと入れないジモ専って言うのは、何とも珍しいです。
もっとも、この民宿街に宿泊でもしないと歩く事の無い場所ですので、これはこれで、まぁ、ありなのかも知れませんが。
10年以上ぶりですので、「そういえばこんな造りしていたなぁ」と、思わず周りをまじまじと観察してしまいます。
成分表が掲示されていて、泉質名は御所の湯となっていました。
私の以前のレポートでは行人の湯の掲示があったと書いていますね。
実際のところはどうなんでしょう・・・!?
ちなみに、先客が数名。私が入浴中も、ちらほらと出入りがあり、みなさんゆっくりと寛がれています。
私もゆっくりと入浴させて頂きました。
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一晩明けて、翌朝。朝食前にひとっ風呂!
昨晩は入れ代わり立ち代わり、多くの人が出入りしていましたが、この時は誰もいませんでした。
今まで何度か滝乃湯は利用していますが、いつ来ても人がいたんですよね。
おもわずじっくりと写真撮影をしてしまいました!
脱衣所から入って手前が温めで、私の体感ですが41度。奥が熱めで46度でした。
恐らく夜中のうちに清掃が入ったものと思われます。昨晩は熱めも温めも真っ白に白濁していましたが、一晩明けて来てみたら白濁度合いが薄くなっていました。
白濁せずに透明度が高いと言う事は、お湯が新鮮な証拠です。
お湯の印象ですが、かなり以前入った時も感じたんですけど、直前に入った南月のお湯(鹿の湯+行人の湯)に比べると、少し薄いです。
御所の湯と言う源泉そのものがそうなのか、温度調整の為に加水されているためなのか、理由については分かりません。
サッパリしていて気持ちが良いので、これはこれで結構好きですけどね。
湯口は雲海閣と同じ、穴の開いた杭で投入量を調整するスタイルです。
熱めの方に多め、温めの方に少な目で源泉が投入されていました。
滝乃湯といえば、面白いのが洗い場の造りです。
カラン代わりに、お湯が常時かけ流しで桶に注がれています。
湯舟と同じように、脱衣所から入って手前が温め、奥が熱め。
熱めの方は湯舟の温度と同じ46度位です。
温めの方は加水で温度調整がされているようで、硫黄臭はハッキリと弱いです。
熱めの方の加水有無は分かりませんが、こちらの方が硫黄臭は強め。
気持ちが良いので、頭から何度もお湯をかぶって全身で硫黄の臭いを堪能しました。
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↓ 誰もいなくて折角の機会でしたので、動画にも撮ってみました。
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久しぶりに訪れた滝乃湯。
ここの風情、好きです。
雲海閣ばかりに通ってしまい、なかなか訪れる事が出来ないですが、また機会を見つけたら立ち寄ってみたいと思いました。
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2021年 8月10日、11日 ー 何度目かの再訪時のレポート
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