アルカリ性単純温泉
(源泉名:長門市有3号泉) 38.2度 / pH9.66 / H21.1.26
Na+ = 46.88 / K+ = 0.34 / Ca+ = 1.96
F- = 1.75 / Cl- = 12.22 / SO4- = 12.81 / HCO3- = 5.5
CO3- = 36.37 / HS- = 1.47 / H2SiO3 = 58.11
成分総計 = 179mg
山口県長門市深川湯本2264番地
0837-25-3041
男女別内湯
大人200円、子供100円
9:00 ~ 21:00
当ホームページを以前からご覧の方は既にご存じとは思いますが、紅鮭の実家は鹿児島です。
でも、毎年帰省するわけですが、飛行機で帰ろうとすると結構高い。
どうやって節約しようか考え、出した結論は、高速道路を走って帰ると言うこと。
ただ、東京と鹿児島の間を一気に走り切るのは結構しんどいので、途中で一泊挟むようにしています。
今回は行きで姫路に一泊、温泉には入らずに姫路城なんかを観光。
帰りは以前から来たいと思っていた、ここ、長門湯本温泉で一泊する事にしました。
長門湯本温泉の事は以前からその存在だけは知っていて、いつかは行きたいと思っていた所です。
東京から行こうと思うと滅茶苦茶遠いのですが、鹿児島からでも結構な距離があります。紅鮭の実家で朝ごはんを食べてから出発して、到着したのは午後4時過ぎでした。
途中、プーチン大統領を歓迎する看板を多数見かけました。
そういえば、つい先日の日露首脳会談がここ長門湯本温泉で行われたんですよね。
温泉地の多くがそうであるように、ここ長門湯本温泉も結構な山間にあり、ハッキリ言って田舎です。
安部首相が山口県出身だからってのは分かりますけど、ロシアの大統領をここに連れて来るかぁ!? ってのが、率直な感想。まぁ、都会と比べて警備はしやすそうですケド・・・
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お宿にチェックインして、まず最初にやる事といえば、外湯巡り!
ここ長門湯本温泉には恩湯(おんとう)と礼湯(れいとう)と呼ばれる共同浴場が2箇所あります。
まず最初に立ち寄ったのはここ、礼湯。
この礼湯ですが、古くは源泉に「俗人禁制」の札が掲げられ、大寧寺の僧侶と武士のみが入る事を許されたそうです。
では、私のような一般大衆はどうしていたかと言うと、もうひとつある源泉、恩湯(おんとう)を利用していたみたいですね。
今となっては、礼湯も恩湯も共同浴場にその名前を残すだけで、誰でも好きな方に気軽に入れる普通の公衆浴場です。
今となっては、たったの200円払えば、俗人でも礼湯に入る事が出来るわけで、有難いやら、なにやら申し訳ないやら、少し複雑な心境ですね。
そんな歴史を持つ礼湯のお風呂ですが、男女別で内湯のみです。
少し小ぢんまりとしていて、所謂共同浴場って感じです。
湯舟はひとつ、洗い場数人分、シャンプーや石鹸などの備え付けは無く、お風呂道具持参の地元の方達で賑わっていました。
お湯は無色透明、温めで40度あるか無いかです。
お湯からはほんのり甘い硫黄臭があり、肌触りがとてもツルツルする気持ちが良いお湯。
余談ですけど、脱衣所に掲示された成分表に書かれている源泉名は長門市有3号泉となっています。
礼湯源泉が名前を変えたものだとは思いますが、3号泉だと、何とも味気ないです。
利用者が多いせいか、お湯の鮮度はあまり良くなかったのが少しだけ残念。
とはいえ、気持ちが良いお湯である事には違いありません。
温いので、いつまでもお湯に浸かったまま、出たくなくなってしまいます。
とても気持ちが良かったのでこれはこれで大満足なのですが、もしも朝の一番風呂とかであれば、もっと印象が良かったかも知れませんね!
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最後に、念願叶って入る事が出来た礼湯ですが、温泉街のリニューアルに伴い、2019年に閉鎖されてしまったそうです。
うーん、何とも残念、次はいつになるか分からないまでも、いつか再訪して朝一番に入ってみたいと思っていたのですが・・・
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2017年 1月2日 ー 初訪問・日帰り入浴
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