ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
45.4度 / ph6.1 / 200L / 掘削自噴 / H20.10.31
Na+ = 201.4 / K+ = 35.2 / Mg++ = 82.1 / NH4+ = 0.6
Fe++ = 2.7 / Cl- = 129.4 / Br- = 0.4 / SO4– = 113.7
HCO3- = 1111 / F- = 0.2 / H2SiO3 = 246.4 / HBO2 = 24.6
CO2 = 374 / 成分総計 = 2466mg
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4221
0995-77-2483
男女別内湯 ・ 露天 ・ 打たせ湯
200円
8:00 – 21:00
空港から車で15分程度。妙見温泉の隣に並ぶようにあるのがココ、安楽温泉です。
国道沿いのワインディングにあり、今まで気になりつつも、目の前を何十回と通過して来ました。
最初から入らないと決めていたならともかくとして、気になりつつスルーしたのは、この安楽温泉が全国でも最多の記録かもしれません。
何故かと言うと、小さな旅館がワインディングした国道の途上にあり、停めやすい駐車場も無いので、立ち寄り辛かったのです。また、空港に近くていつでも来れると思っていたので、
ずるずると先延ばしになり、気付いたら目の前をスルーするのが当然のようになっていました。そんなんではいかんと、思い立って、立ち寄ってみる事に。
さて、その安楽温泉。立ち寄れる旅館はたくさんあります。そんな中で、車を停められる所を探しつつ走っていたところ、鶴の湯の駐車場を発見したので、早速ココに停め、立ち寄る事にしました。
旅館なのですが、中に入ってみると、まるで日帰り入浴施設みたいなフロントがあります。
他にも出て来るお客さんや、同じタイミングで入って来る人なんかもいて、さながら銭湯のような活況ぶりです。
お風呂は、そのフロントから階段を降りたところにありました。勿論男女別です。
脱衣所から浴室に入ると、まず、正面に湯船がありました。室内の4分の3を占める大きな物で、土色に濁ったお湯が張られいます。天井低く、湯気で蒸しており、熱気ムンムンです。
右手側には洗い場がありますが、湯船とは壁で仕切られており、妙な手狭さがあります。
お湯は熱めで、44度ほどでしょうか。ガツンと温まる力強い鉄泉です。湯口からは素手で触るのがギリギリくらいの熱いお湯がザアザア注がれています。当然掛け流し。
肌触りはペタペタする物で、浴室内の湯気も手伝ってか、汗だくになれます。臭いは金気臭と炭酸臭、僅かに土類臭も混ざっている感じがします。
妙見温泉からラムネ温泉まで掛けて、この手の泉質が多いので、予想通りと言う感じがしないでもありません。しかし、熱めのお湯は、利用者が多い割には、鮮度が凄く良く感じます。
なんとココには露天もあります。手狭な内湯と同じく、こちらもコンパクトな造りをしています。
目の前に川を一望出来る、ベランダのような所にあり、打たせ湯と通常浴槽がありました。
通常浴槽のお湯は、内湯の物より少し温めです。こちらもしっかり掛け流されており、川を眺めながら入るお湯は、また格別です。
同じ源泉ですので、お湯の印象は内湯の物と変わりません。ただ、内湯の方が熱くて入り応えあったので、少し物足りなく感じます。
ただ、この時の私は少し疲れていたのか、湯気モウモウの手狭な内湯よりも、こちらの方が落ち着いて入ることが出来たので、殆どの時間をこの露天側で過ごしてしまいました。
今まで何度も通り過ぎてしまった、安楽温泉。まさかこんなに良いお湯だったとは、ずっと避けていた自分が恥ずかしいです。
俄然、他のところも気になりだしました。
そこそこの数があるので、一度に全部入ってしまうのは楽しくないので、鹿児島に来るたび、少しずつ、穴埋めして行きたいと思いました。
空港からも近いので、是非利用して欲しいと思った一湯でした。
2008-12/23
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