単純温泉 – 内湯
(丸尾温泉12,13,14,15号) 60度 / ph7.04 / H15.8.11
Na+ = 85.4 / K+ = 3.6 / NH4+ = 4.1 / Ca++ = 39.7
Mn++ = 0.4 / Mg++ = 4.8 / Cl- = 56.5 / F- = 0.3
SO4– = 48.8 / HCO3- = 277.6 / H2SiO3 = 162
HBO2 = 11.6 / CO2 = 32.1 / 成分総計 = 727.2mg
単純硫黄温泉 – 外湯
(丸尾温泉97号) 65.3度 / ph5.3 / H16.10.12
Na+ = 6.6 / K+ = 1.9 / NH4+ = 4.8 / Ca++ = 7.9
Mg++ = 1.8 / Cl- = 1.6 / HS- = 0.1 / SO4– = 33.6
HCO3- = 6.1 / H2SiO3 = 8.3 / HBO2 = 3.1
CO2 = 31.2 / H2S = 6.5 / 成分総計 = 116.5mg
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865
0995-78-2831
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
11:00 – 15:00
霧島に数多くある温泉施設の中でも、比較的メディアの露出度が高い所です。
何となく気にはなっていたのものの、メジャー所が妙に落ち着かない私は、常に後回しにしでした。この日はあまり数多く周らないでマッタリする予定だったので、来て見る事にしました。
さすが、雑誌が取り扱うだけあって、なかなか綺麗な造りをしています。
フロントで入浴の受付をして、お風呂はそこから1フロア下に降りた所にあります。
男女別で、それぞれ内湯と露天がありました。
まずは内湯。入って右手側に洗い場が並び、左手側に湯船が2つあります。
手前と奥の湯船は、柱ごしに繋がっており、点前側が寝湯、奥が通常浴槽になっていました。湯口は奥の方だけにあり、手前の寝湯は少し温めの設定になっています。
結構利用客が多いのが印象的で、室内は湯気で充満しており、少し息苦しい感じすら受けます。
お湯は光の加減で灰色に白濁して見えるものです。
肌触りはペタペタするもので、ほんのり硫黄臭が漂う、非常に浴感が強いものです。
一度入ると、体から搾り取られるように汗がどっと溢れ、芯から温まります。
成分表上では単純温泉なのだそうですが、こんな力強いお湯が単純泉というのも納得が出来ない気がします。
私の印象では、含硫黄・ナトリウム-塩化物泉と言ったところでしょうか。
長時間入っているとヘロヘロに疲れます。
3段式の少し風変りな湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いでみたところ、粘土臭のような、少しクセを感じる硫黄臭がしました。
続いて露天風呂。こちらには湯船がひとつあるだけのシンプルな物です。
晴れていると桜島を見ることが出来るそうなのですが、この日は生憎の曇りで、桜島を見る事が出来ません。
お湯は青白濁するモノで、内湯に比べると少し透明度が高い印象です。
こちらに張られているお湯は、内湯とは別源泉で、硫黄臭が強くてシャキっと熱い物です。
お湯から上がるとさっと汗が引く感じが、あまりクセ無くて気持ち良いです。
ずっしり重く感じた内湯に比べると、アッサリと軽い印象。
内湯と露天、鮮度と硫黄臭で判断したら露天に軍配が上がるのですが、個人的には内湯が印象的で気に入りました。
露天のお湯も気持ち良い硫黄泉ですが、これは他所でも結構ありがちな、そんなに珍しくはない物なのですよね・・・
ただ、内湯の換気の悪さは残念。これがなければ最高だったのですが・・・
雑誌で有名だからって、食わず嫌いは良くありませんよね。
なかなか良いお湯で、泊まって一晩じっくり堪能出来たら良いだろうなぁと思った一湯です。
2008-1/14
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