炭酸水素塩泉
55.5度 / 90L(動力)
Na+ = 227 / K+ = 43.9 / MH4+ = 2.2
Mg++ = 85.8 / Ca++ = 132 / Fe++ = 3.4
Cl- = 170 / SO4– = 86.8 / HCO3- = 1130
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3549
0995-54-5859
男女別露天・家族湯・ほか
300円
9:00 – 21:00
空港から車で10分ちょっとの場所にあります。
名前に惹かれ、前々から何となく気になっていた所でした。
場所は国道223号線から少し奥に入った、山の中にあります。
近くには「ラムネ橋」や、「ラムネ温泉」のバス停なんかもありますが、実はこれ、元々あったラムネ温泉旅館にちなんでつけられた名前。
私が立ち寄った仙寿の里は、後になってから建てられたものです。
元祖ラムネ温泉は、随分と以前に廃業してしまっており、廃墟が今でも残っています。
源泉温度が低いので、野湯にすらなっておらず、入浴出来ないのが非常に残念でありますが・・・
さて、この仙寿の里、一見すると日帰り入浴施設のようにも見えますが、湯治で宿泊も受け付けているようです。
私が利用したのは大浴場(露天風呂)ですが、他にも家族風呂や休憩所などもあります。
全体的な造りは、手作り感が溢れるとても素朴なものなのですが、意外と色々取り揃っていました。
肝心のお風呂。湯小屋に入ると脱衣所があり、その脱衣所の先には洗い場と、湯船がひとつあります。
全体が屋根に覆われていますが、一部には壁も窓も無く、半分露天風呂と言う感じです。
なかなか開放的で、空気が篭らなくてとても良いですが、この造りは鹿児島だから出来るものですね。
同じものが東北にあったら、冬場は営業する事が出来ないでしょう。
お湯は緑がかった土色に濁るものです。肌触りはシットリぺたぺたする感じです。少し温めで、ゆったり長湯出来そうな温度。
お湯からは土類臭と、僅かな金気臭、炭酸臭も混ざっているような感じです。
湯口をからは少し熱いお湯がザブザブと注がれています。ただ、浴槽が広いので、お湯の鮮度はそこそこと言った感じでしょうか。
湯口の真横に陣取ると良いお湯を堪能出来て気持ちが良いです。
「ラムネ」と言う言葉から、大分の長湯や、七里田にあるような、炭酸の気泡がビッシリ肌につくものを期待してしまいますが、泡つきは一切ありません。
「どこがラムネなんだよー」と言いたくなりますが、まぁ、これはこれで良いお湯ですし、細かい事は言いっこなしかな?
2007-8/29
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