成分表の掲示無し
宿のHPによると「含石膏食塩硫化水素泉」だそうで・・・
熊本県阿蘇郡南小国町黒川6961-1
0967-44-0906
男女別内湯 ・ 露天風呂
料金 手形使用
8:30 – 21:00
黒川温泉街から車で数分の所にある旅館です。
ほとんど一軒宿と言う感じで、周りには何も無く、とても閑静です。
温泉街を楽しみたい人には寂しい気もしますが、旅館の中だけでゆっくり寛ぎたい派には良さそうです。
温泉街から離れているとはいえ、ココは黒川温泉。建物の造りはしっかり黒川らしい民芸調に統一されており、しっかりと演出がされています。
湯めぐり手形での立ち寄りでしたが、お宿の対応は悪くなく、内湯と露天の場所を丁寧に案内して下さいました。
露天は岩風呂になっており、風情よく造られています。
お湯はうっすら笹緑色に濁っていて、湯船に沈めた足先が霞んでぼんやり見える程度です。
折りしも土砂降りの雨で、天然加水されてしまったせいかも知れませんが、お湯が温く、40度あるか無いかです。
ほんのり硫黄臭と土類臭がする、ちゃんと特徴を感じるものですが、加水されてしまったせいか、非常に薄い印象を受けます。
長湯向きなお湯でした。
最初に利用したのは、露天です。離れになっていて、少しだけですが歩きます。
この日は生憎の雨でしたが、お宿の傘を借りることが出来るので移動は苦になりません。
露天は2箇所。女性専用と混浴に分かれていました。
なんつーか、慣れたと言えば慣れたのですが、なんで男性専用が無いのでしょう?
混浴は居心地悪いんですよね。
続いて内湯。露天とは離れた所にあり、旅館フロント近くの離れの湯小屋にあります。
離れとは言っても、建物同士が屋根のある回廊で繋がっているので、傘などは差さずにそのまま移動する事が可能。
外観はお宿の中にある共同浴場って感じの造りで、悪くは無いですが、内部はやっぱり黒川調。
でも、そんなにやり過ぎ感は無く、他所に比べると好感を持てます。
浴室はひとつだけで、シンプルな造りをしています。
入って左側に洗い場、湯船が右側にひとつあります。
内湯なのにしっかり岩風呂になっていて、造りこみに抜かりがありません。
お湯はうっすら濁っているもの。おそらく露天に引かれている物と同じと思われますが、使い方のせいか、こちらの方が鮮度良く感じます。
僅かに金気臭と硫黄臭がする、ちゃんと特徴のある物です。黒川温泉街から離れているせいか、共同浴場や他の旅館に比べて泉質がだいぶ異なる印象。
ただ、残念ながら、ここのお湯も温い!
露天ほどではありませんが、40度を僅かに上回る程度と思われ、なかなか体が温まりません。
今回黒川でココを含めて3件の旅館と2箇所の共同浴場に入りましたが、地蔵湯以外はとにかく温く、体がさっぱり温まりません。
雨のせいでしょうか?それとも、黒川では、建物などの景観統一以外にも、お湯を熱くしてはいけないなどの規制があるのでしょうか・・・?
雨が降る中湯めぐりしている方がどうかしているとも思いますが、どうにも寒く、軽く風邪を引いてしまいました。
黒川で湯めぐりをするなら、是非立ち寄っておきたい、特徴的な一湯です。
ただ、個人的には、しばらくの間は黒川はもう良いかな・・・
他に行くところが無くなったらまた来たいと思います。
その頃に黒川がどのような変化を遂げているのか、それとも今のままか・・・
ちょっとだけ期待。
2007-10/9
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