成分表の掲示無し
宿のHPを確認した限りでは、
含食塩・硫黄・硫化水素泉 単純温泉 68℃ 掛け流し
だそうです。
熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺
0967-44-0552
男女別内湯 ・ 露天風呂
料金 手形使用
8:30 – 21:00
黒川温泉街の一角、共同浴場地蔵の湯からだと川を挟んだ少し歩く場所にあるお宿です。
お宿の外観と内装は黒川調(民芸調)に統一されており、和風で落ち着けると言えば落ち着けますが、なんか、無理矢理田舎っぽさを演出している居酒屋に来ているようで、多少の違和感を覚えます。
まぁ、まったく飾り気が無い造りよりは面白いかな?
お風呂も、お宿の雰囲気に合わせて、バッチリと造り込まれています。
清潔感あふれる脱衣所から出ると、いきなり露天。え?洗い場とか無いの?と思い、ぐるっと見渡すと、右側奥に半露天のような内湯と、洗い場もありました。
内湯の湯船は盛大にジャグジーがされており、数名の先客がいます。落ち着かないので、かけ湯だけに利用し、露天へ。
さて、その露天。岩風呂になっており、とても立派。
手前側が下段、奥に上段と分かれており、上段のお湯が下段に注がれていますが、どちらにも湯口があって新湯が投入されています。
まずは順番から言って下段に入る。かなり温めで、40度あるか無いかと言うものです。
この日は雨が降っており、天然の加水がされてしまっていますので、そのせいもあるかも知れません。
湯口もありますが、打たせ湯も数本あり、高い所からドボドボと注がれています。
僅かに濁っておりますが、足先はしっかり透けて見えるほどの透明度があります。
浅い湯船で、体をかなり傾けないと肩まで浸かれないのは、ちょっと落ち着かない。
お湯は僅かに金気臭が香るものですが、あまり濃い印象はありません。
肌触りはサラリとしたもので、ぬるい事もあって汗をかきませんので、長時間ゆったりしたい人には良さそうです。
続いて上段。下段より狭いです。
こちらの湯口も打たせ湯で、お湯がドボドボと注がれています。
下段が温かったので暖かいのを期待しましたが、こちらも温く、40度あるか無いかです。
雨による加水が影響しているのでしょうか・・・いっこうに体が温まらず、そのうえ頭に冷たい雨が降り注いで寒いので、桶を帽子のようにして入浴。
源泉は同じものと思われます。温い事も手伝って、浴後は汗をかかず、サラサラ。ただ、お湯が温かったせいもあり、浴後体が冷えて風邪気味になってしまったのが非常に残念でした。
良くも悪くも、「黒川だなぁ~・・・」と思わせる一湯です。
好きな人には堪らないのかも知れませんが、私はちょっと苦手だったかな。
そんなんで、辛口レポートになってしまい申し訳無い。。。
黒川の方向性に賛同出来る方にとっては、大絶賛間違いないと思われる、立派なお宿でした。
2007-10/9
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