大分県湯布院温泉

乙丸温泉館 (由布院温泉) ★3.0

単純温泉
(乙丸温泉) 56.1度 / ph8.3 / H19.10.24
Na+ = 123 / K+ = 21 / Mg++ = 4.2 / Ca++ = 8.2
Cl- = 84.9 / SO4– = 60.9 / H2PO4- = 1
HCO3- = 162 / CO3– = 12 / BO2 = 3.2
H2SiO3 = 205 / CO2 = 3.1 / 成分総計 = 691mg

由布市湯布院町川上2946-1
0977-84-3573
男女別内湯
200円
6:30 – 22:00

由布院に数多くある共同浴場のひとつです。駅前から続くメインストリートから少し奥に入った、観光客の往来が多い一角にあります。
少し年季が入っていますが、なかなか立派な建物です。丸窓が特徴的で、完成当初はさぞかしモダンだった事でしょう。
主に地元の方たちが多く利用しているようですが、駐車場も数台分あり、観光客がアクセスするにも便利な場所にあります。

早速中に入ると、入り口にここの管理人さんと思しきオバちゃんがいました。
お風呂に入りたい旨を伝えると、ひとり200円ですとの事。とりあえずオバちゃんにお金を払って中に入る。
事前情報だと、入り口付近の賽銭箱に200円入れると聞いていたので、折角だからお賽銭したかったなぁ・・・

お風呂は勿論男女別。それぞれに内湯があるだけのシンプル構造です。
脱衣所と浴室共に結構広めですが、外観同様、だいぶ年季が入っている様子が伺えます。
浴室は入って左右に洗い場、正面に湯船があります。湯船は2つに仕切られており、右側の大きめ、左側が小さな湯船になっていました。

まずは右側の湯船。張られているお湯は、基本的に透明ですが、僅かに笹濁りしています。
お湯は温めでいつまでも入っていられそうな物ですが、お湯からは僅かにドブ臭いような臭いを感じます。
温泉そのものの臭いかと思い観察しましたが、どうやら純粋な劣化臭のような気がします。とにかく利用者が多いです。
十分に広い浴室なので手狭感はありませんが、常時10人以上が出入りしています。
湯口から注がれているお湯からは、フレッシュな温泉臭がします。
お湯はしっかりと掛け流されているようですが、湯船が広いうえに利用人数が多いため、源泉の投入量が追いついていないようです。

続いて、小さな湯船。こちらは手を入れてみると、かなり温めで、35度くらいでしょうか。
ぱっと見、湯口がありません。汲み置きのような状態になっており、正直な感想を言うと、臭いです。見るからに淀んでいます。
う~ん、これは何の為の湯船だろうか・・・?
湯底の栓を抜いてお湯を入れ替えたい衝動に駆られました。

ちなみに、湯船の湯底は、何故か迷彩柄です。最初ペンキが剥げてそうなったのかと思いきや、どうやらそうでも無いらしい・・・?
雰囲気は悪く無いので、訪れた時間が悪かったと悔やむしかありません。
まぁ、なんにせよ、地元の方が好んで利用するからには、愛される理由のある温泉なのだろうとは思います。
もしもう一度再訪する機会があったら、その時は時間を選んで来たいと思った一湯でした。

2010-4/30

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