単純温泉
大分県別府市新港町3-33
男女別内湯
0977-23-5728
300円 (食事をすれば100円)
11:00 – 26:00
「大黒屋」女将さんから借りた「別府温泉本」を眺めながら、次に入る温泉を探していたところ、気になる施設を発見しました。
「ラーメン屋併設の温泉」「ラーメンを食べると100円で入れる」云々・・・
ラーメン屋にも温泉が沸いているなんて、流石は別府です!
もうね、即決ですよ。ここでお昼を食べずして、どこへ行けば良いのでしょう!?
かくして、温泉本の案内どおり、「みなと温泉久留米ラーメン」へ向かいました。
ついた先は、幹線道路沿いにある、本当にどこにでもありそうなラーメン屋です。
周りには大型店舗やらコンビニやら、別段他の街にある大通り沿いと変わらない店舗が軒を連ねていました。
とりあえず中に入る。「いらっしゃいませー!」と、ラーメン屋店主。
恐る恐る、2人分を注文。「あのぉ、豚骨ラーメンと冷麺、餃子に、、、食後に温泉をお願いします。」
うーん。かなり変な注文です。
少し気恥ずかしさを感じ、小声での注文になってしまいました。
いつの日か、「ラーメンと温泉!!!」って、店中響き渡る大声で注文できるような、大物になりたい。
テーブルにはこのラーメン屋が紹介されている新聞の切り抜きがあり、とりあえず読んでみると、「温泉好き店主が採算度外視して掘り当てた。家族は見放している。」などと書かれています。
家族に見放されてしまったなんて・・・
まさに、温泉好きの鑑のような人だと関心をしていると、注文したものが到着。
お味の方はというと、飛びぬけて美味いわけではなかったけど、結構イケます。
湯疲れしていた私は冷麺を頂いたのですが、美味しく頂けました。
Yokoが食べていた豚骨ラーメンは、何だかバター味が効いた、札幌ラーメン豚骨風味みたいな感じです。
どちらも、屋台の味って感じですね。
一通り食べて満足したあと、いよいよ温泉を頂く事にしました。
温泉は店の裏、駐車場の一角に建っています。
「みなと温泉」とデカデカ書かれており、怪しさ満点です。
思いのほか立派な施設で、浴室はちゃんと男女別に分けられています。
中は脱衣所浴槽一体型で、浴槽があるだけのかなりシンプルなものです。
見知らぬ人と一緒に入るには少し気まずい感じですが、内側から鍵を掛けられるようになっており、貸しきってしまっても良いみたいなので一安心。
驚いたのは、お湯の豊富さ、新鮮さです。
きっとたいした事無いだろうと期待はしていなかったのですが、なんのなんの、凄い勢いで掛け流しにされています。
湯船も小さいため、余計に凄い量に感じますね。
お湯そのものはあまり特徴の無い単純泉ですが、結構熱めなこともあり、浴後は汗だくになってしまいました。
食ってから入るか、入ってから食うか・・・
私は食ってから入りましたが、冷麺なんかだったら、入ってから食うのも悪く無さそうですね。
なお、ラーメン屋の営業時間中は入れるそうで、深夜2時まで利用出来ます。
きっと、タクシー運転手なんかも重宝しているのではないでしょうか。
これからも、この素晴らしいお湯を是非とも守り抜いて欲しいと思いました。
2005-10/9
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