ナトリウム-塩化物温泉
（湯抱温泉（神湯）） 20度 / S55.3.22
Na+ = 900 / K+ = 58 / Ca++ = 80 / Mg++ = 27
Fe++ = 6.2 / Mn++ = 1.9 / Cl- = 1000 / F- = 0.6
HCO3- = 1300 / SO4– = 118 / H2SiO3 = 130
HBO2 = 20 / CO2 = 3100 / 成分総計 = 3100mg
CO2が3100mg、総計 も3100mgとは、これいかに？？？
島根県邑智郡美郷町湯抱348
0855-75-1241
男女別内湯
400円
11:00 – 15:00
三瓶温泉から車で15分ほどの場所にあります。前日に同じく湯抱温泉の中村旅館に立ち寄っていますが、この湯抱荘は、中村旅館などがある一角からは離れた、国道375号線沿いにあります。
この国道、片側1車線のワインディングが続く山道で、前日も通っておりますが、途中で「神湯」と言う渋い看板が出ているので気になっていたのです。
前日、温泉津の小浜温泉でご一緒したオジサンに、「湯抱荘は俺の学生時代の友達がやっているよ！」「行ったら是非宜しく言っておいてね！」と言われていて、立ち寄ってみる事にしました。
さて、その湯抱荘。駐車場広々としており、建物も中村旅館などと比べると大きいですが、年季が入っている印象です。
受付に入るとおばちゃんがいらっしゃいました。立ち寄り入浴をお願いし、ついでに、「温泉津の○○さんと昨日お会いしましたよ～！」と言ったものの、「？？？」と言う反応。
ちょっと空振り気味で残念。でも、対応は悪くなく、浴室まで丁寧に案内して貰えました。
お風呂は男女別で、それぞれ内湯のみです。
旅館の規模からすると、ちょっと狭いくらいのお風呂です。湯量に見合っている感じで悪くありません。お湯は中村旅館と同じく、オレンジ色に濁る炭酸鉄土類系のものです。
少し温めで、40度あるか無いかと言ったところでしょうか。源泉温度が低いので加温しながら掛け流されているようです。
湯量は絞ってあるようで、鮮度は少し劣っている感じです。
浴槽脇にはリスの湯口があり、そこから温いお湯がチョロチョロと注がれています。
それとは別に、パイプむき出しの無骨な湯口があり、コックをひねると、加温された熱いお湯がドバドバと出ます。
湯船が少し温めだったので、お湯を足して少し温度を上げさせて貰いました。
ボイラーは浴室裏手にあるようで、唸り音を立てているのが分かります。利用者が私一人しかいないのに、なんか申し訳無い気分です。
湯船から出たり入ったりしながら、じっくりとお湯を楽しませて貰いました。
鄙びた感じはなかなか渋いお宿です。
正直な感想、湯抱のベストチョイスがどこかと言われると、ココでは無い気もしますが、中村旅館は予約必須ですし、日の出旅館は立ち寄りを断られてしまいました（日帰り出来る場合もあるらしい）ので、気軽にふらっと寄れる価値は高いです。
折角国道沿いにあるので、湯めぐりの際は気軽に利用してみるのも良いかも知れませんね。
温泉津のオジサンの同級生がやっているお宿と言う事もあり、個人的に、頑張って欲しいと思った一湯でした。
2008-10/13
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