島根県

町民憩いの家かじか荘 (海潮温泉) ★4.5

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

島根県雲南市大東町中湯石475
男女別内湯
200円
9:00 – 21:00

島根県の雲南市、島根の東側に位置して、鳥取県にも近い場所にある、小さな温泉地です。
日本秘湯を守る会の「海潮荘」を中心に、旅館が幾つか立ち並んでいます。温泉街の通りは石畳になっていて、雰囲気は悪くありませんが、今は少し寂れてしまったような印象すら受けます。
廃業してしまったのか、灯りの燈っていない旅館もちらほらとあり、スナックなどの飲み屋の灯りが、少し寂しげにも感じました。
個人的にはこう言う風情も結構好きですけどね。

今回訪れたこの「かじか荘」は、そんな温泉街の隅っこにひっそりと佇む、まるで地元住人専用みたいな共同浴場です。外来者の入浴は一切制限していませんが、看板も何も出ておらず、探すのに少し苦労しました。

内部は外観からも期待できる通りに素朴な造りです。
管理人は常駐しておらず、玄関先に受付の台がありました。料金箱にお金を入れて、人数分の判子を押すのだそうです。説明に従って2人分のお金を入れて、判子を2つ押す私。注意書きに沢山押すなと書いてありました。
なるほど、子供とか、喜んで判子を沢山押しちゃいそうですからね。
それにしても、料金箱の共同浴場は何度も利用してきましたが、自分で判子を押すところは初めてでした。

お風呂は男女別で、内湯のみです。
訪れた際は、入れ違いに誰もおらず、私一人だけ。シンと静まり返った縦長の浴室に、縦長の湯船があり、お湯がザアザアと溢れています。
蛇口湯口から注がれたお湯は、惜しげも無く洗い場に流れ去り、素晴らしい掛け流し状態。

お湯に体を沈めてみると、思わず「ふぅ」っとため息が出てしまいます。少し温いくらいの適温で、鮮度は言うまでも無く抜群。肌触りがツルツル、と言うか、トロトロって感じで、非常に柔らかく、落ち着けるお湯です。
臭いの特徴は僅かですが、少しだけ金気臭と潮臭がします。
誰もいない静かな浴室で、良いお湯を独り占め。何だかとても良い気分です。

暫くすると地元の方と思われるおじさんが入ってきました。軽く挨拶。余所者と言うのがバレてしまったかな?きっと毎日このお湯を利用しているんだろうなぁと思うと、羨ましいですね。

ちなみに、この「かじか荘」が、私にとって、初めて入る島根のお湯でした。
その第一号を飾るに相応しい、外観も雰囲気もお湯も素晴らしい、印象に残る一湯でした。

2008-10/11

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