単純温泉
(吉岡温泉 新設集湯漕) 50.8度 / ph8.2 / H11.2.25
Na+ = 117.7 / K+ = 3.1 / Ca++ = 15.8 / Cl- = 74.3
F- = 4.2 / SO4– = 103.8 / HCO3- = 106.9
H2SiO3 = 70.7 / HBO2 = 3 / 成分総計 = 500mg
鳥取県鳥取市吉岡温泉町666番地
男女別内湯
200円
吉岡温泉に2箇所ある共同浴場のひとつです。もうひとつある下湯からは歩いて100メートルも無いような場所にあります。
下湯はとてもこじんまりとした物で、注意していないと気付かずに通り過ぎてしまいそうな建物ですが、こちらは少し大きくて分かりやすいです。昔は上湯と呼ばれ
ていたと言う話も聞きますね。詳細は不明なんですけど・・・
とても年季が入っている建物で、内部もそれなりです。ただ、下湯と違い休憩スペースや自販機コーナーがあったりして、施設そのものの造りは結構立派です。
お風呂は男女別の内湯と、貸切風呂もあります。貸切だと金額が高くなるので、男女別を利用しました。
さて、そのお風呂。入って右手側に湯船、左手側に広々とした洗い場があります。
下湯と比べると、とても広々とした造りをしています。お湯はこちらも下湯と同じ源泉で無色透明。
湯口から熱めのお湯がザブザブと注がれており、洗い場にオーバーフローしています。見てすぐに分かる掛け流しで、嬉しくなってしまいます。
体を沈めてみると、感触も下湯と似ていることが分かります。熱めで45度くらい、ビリビリと来る肌触りは、まさに芒硝泉の物で、お湯からもしっかりと芒硝臭が漂っています。
お湯の温度自体が高いのもありますが、そのうえ芒硝成分も加わっているので、やたらと熱く感じます。
ただ、お湯から上がると不思議なほどに肌がさっと乾きます。
湯船が大きい為に掛け流し量がとても多く、洗い場を伝って流れ去るお湯を見ているだけでも気分がよくなって来ます。
鮮度は言うまでも無く抜群。訪れた時間のせいか、浴室には私一人しかいません。
ちょっと派手に掛け湯をすると、湯気と共に芒硝臭がパッと舞います。
どうせ次の人が来る頃には満たされているお湯だと、少し多めに掛け湯をしてからお湯から上がりました。
いやぁ、無色透明のお湯でも、やっぱり芒硝泉は気持ちが良いです。
ただ、ここの成分表でも見ても、芒硝は殆ど入っていない事になっているんですよね。
不思議だなぁ・・・
ここのお湯は個人的な評価がとても高いです。是非また再訪したいと思いながらその場を後にしました。
無色透明のお湯だらけな鳥取でも、特にお勧めしたい一湯です。
2008-10/10
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