和歌山県

わたらせ大露天風呂 (渡瀬温泉) ★4.0

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(飯盛泉) 73.5度 / ph7.3 / 335L / 動力 / H7.9.5
Na+ = 331.9 / K+ = 12.4 / Mg++ = 1.6 / Ca++ = 28.9
Cl- = 166.6 / HCO3- = 726.1 / H2SiO3 = 92.6
CO2 = 60.4 / 成分総計 = 1433mg

ナトリウム-炭酸水素塩泉
(盛翔の湯) 43.8度 / ph7.2 / 440L / 動力 / H7.4.13
Na+ = 226 / K+ = 6.6 / Mg++ = 3.4 / Ca++ = 41.2
Cl- = 84.4 / HCO3- = 604.1 / H2SiO3 = 39.9 / CO2 = 70.1
成分総計 = 1084mg

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(天翔の湯) 48.4度 / ph6.9 / 280L / 動力 / H4.1.23
Na+ = 243.6 / K+ = 14 / Mg++ = 1.8 / Ca++ = 21.2
Cl- = 97.3 / HCO3- = 593.2 / H2SiO3 = 99.9 / CO2 = 125.9
成分総計 = 1209mg

和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1
0735-42-1185
男女別内湯 ・ 露天風呂
700円
6:00 – 21:30

渡瀬温泉にある露天風呂です。ホテルやまゆりの脇にあり、このホテルの経営みたいです。
ちなみに、この露天に入った後、釣り橋を渡って「ホテルささゆり」にも寄ってみましたが、日帰り入浴はやっていないと断られ、代わりにこの大露天風呂を案内されました。
どうやら一帯は系列のグループ?が大きな幅を利かせているみたいですね。
露天の一角はドライブインのようになっており、露天風呂の他にもお土産屋、食堂なんかがありました。

さて、お風呂。大露天風呂と言う名前の通り、露天がメインのようですが、脱衣所から出てすぐのところは意外にも内湯になっています。
10人以上ゆったりと入る事が出来そうな湯船と、炭シャンプーなどが揃った使い勝手の良い洗い場が10人分ほど並んでいました。

お湯は無色透明で、ほんの僅かに温泉臭が漂うもの。壁には「1の湯」と張られており、高温と書かれています。温度は44度程度と思われ、それほど熱いわけではありませんが、適温からすると少し高めの設定。
湯口からは無色透明のお湯がドバドバと注がれており、こちらで臭いを嗅ぐと、少し金気臭のようなものと、ごく微量の硫黄臭を感じました。
湯口の上には飲泉コップが置かれています。口に含んでみたところ、旨味にも似た僅かな金気味を感じる飲み易いものでした。

内湯の浴槽一部が、そのまま露天に繋がっており、お湯に入ったまま外に出ることが出来るようになっています。
外に出てみると、内湯に繋がっていた湯船とは別に、とても広々とした露天湯船がもうひとつありました。こちらには2の湯と書かれており、30人以上同時に入っても余裕がありそうな程にとても広々としたものです。
張られている源泉は恐らく同じと思われ、こちらも無色透明で湯口から僅かに金気臭が香る程度のもの。
さすが大露天と言うだけあり、「広いな~!」と言う印象。
お湯の温度は適温で、内湯のものより僅かに温度が低い設定です。

で、それだけかと思いきや、湯船を渡った先に「この先にも露天風呂があります」と書かれた
看板があり、奥に行ってみると、更に露天湯船が3箇所ありました。
3の湯、4の湯、5の湯とあり、どれもが岩風呂。沢山ある露天に少しビックリ。
5の湯だけがぬる湯設定になっており、40度前後と思われる、ゆっくり長湯出来そうな温度設定で、3の湯と4の湯はどちらも適温です。
それぞれが結構広い湯船で、3の湯と4の湯は5人程度であれば足を伸ばしてゆっくりと入れそう。5の湯に至っては20人以上でも全然大丈夫そうです。

さすが、大露天と言うだけあり、スケールが大きい!
脱衣所にあった温泉利用証によると、湯船にお湯が満たされるまで8時間20分もかかり、それでも毎日お湯を入れ替えているそうな。
これだけ沢山あるお風呂がちゃんと掛け流されているから素晴らしいです。湯口でお湯の臭いなどを確認すると、ちゃんと源泉そのものの特徴を感じる事が出来ます。

700円と言う入浴料は、山奥の立地条件を考えると少し高いような気もしますが、これだけの広い露天を維持する事を考えた場合、取りすぎていると言うような印象は沸いてきません。
ただ、少し心配だったのが、これだけ広々としていて入浴客数のキャパシティがあるにも関わらず、利用者は私ともうひとりいただけで、午前中とはいえども土曜日にしては閑散とし過ぎているような気がします。
悪いところでは無いんですけどね。周辺にはライバルになる温泉地が幾つかあり、そのうえ幾ら近畿地方の一部とはいえ、大阪から4時間近くかかってしまう半島どん詰まりの僻地です。
ここで商売をするって言うのもなかなか大変な事なんだろうなぁと、思わず要らぬ心配をしてしまいました。

露天が好きな人には堪らない一湯です。
お湯も結構良いですし、私個人としては何度もリピートしたいとは思いませんでしたが、立ち寄って損をする事は無いと思われます。
もし周辺の湯巡りをする際には是非立ち寄る候補にあげてみては如何でしょうか。

2007-3/24

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