アルカリ性単純温泉
(下呂温泉集中管理源泉 混合泉 - 送湯ポンプ所)
55度 / ph8.9 / 2300L / 動力 / H16.11.5
Na+ = 115.8 / K+ = 2.0 / Ca++ = 3.7 / Cl- = 104.9
F- = 11 / SO4– = 13.3 / HCO3- = 32.8 / CO3– = 24
H2SiO3 = 57.7 / HBO2- = 6.7 / H2S = 1.1
成分総計 = 372mg
岐阜県下呂市湯之島856-1
0576-25-2462
男女別内湯
300円
10:00 – 22:00
下呂駅の川向こう、お土産屋さんや飲食店が建ち並ぶ一角にある共同浴場です。
共同浴場用の駐車場はありませんが、その少し先に町営の駐車場があり、観光客は1時間まで無料で利用する事が出来ます。今回はこちらに車を停めさせて頂きました。
駐車場からの距離は1~2分です。途中にあるお土産屋を覗きながら利用するにはとても重宝します。
建物は洋風建築で、共同浴場と言う雰囲気は微塵も感じないものです。
入り口脇には足湯があり、こちらも西洋の噴水のような造りです。
洋風レトロって感じで、悪くはありませんが、なんでこんなデザインを選んだのでしょうね?
嫌いではありませんが、和風の共同浴場が好きな私からすると、少し首を傾げたくなります。
ちなみにココは下呂温泉発症の地だそうです。だったら尚更、なんでこんな洋風なの???
地元の方の利用が多いらしく、朝からお風呂セット持参の方がちらほらと訪れていました。
内部は少し面白い造りをしていました。まずは受付け、1階部分にあり、チケットを買ってから2階にあがります。2階には自販機の置かれた簡単な休憩所があり、そこから男女別の脱衣所に繋がっています。
脱衣所はそのまま2階部分にあり、そこで服を脱ぐのですが、浴室は1階部分にあり、再度階段を降りた先にありました。
何だか面白い造りですね。なかなか良い風情をしています。
さて、浴室。共同浴場としては広々とした洗い場と、10人以上でもゆったりとお湯に浸かれる大きめな湯船がひとつあります。
内湯のみですが、湯船の前面はガラス張りになっており、採光がとても良いです。
眺望も良く、正面には川を見下ろす事が出来、遠くに噴泉池を見ることも出来ました。
お湯は無色透明。僅かにツルツルする肌触りがするもので、残念ながら塩素臭がします。
硫黄の臭いは塩素臭にかき消されて感知出来ません。それほど強い匂いではないものの、この臭いは嗅ぎたく無かったです。
湯口から注がれるお湯も循環されたものなのでしょうか、鼻先を近づけて臭いを嗅いでみましたが、特徴を感じませんでした。
湯船の一部がジェットバスになっているのも少し残念。
ただ、酷評するほど酷い状態では無く、気にならない人にはどうでも良い事かも知れません。
お湯だけを期待して行くと裏切られる事確実ですが、面白い造りと、開放感溢れる内湯の造りは、一度見ておいても損はしないと思われます。
もうちょっと頑張って欲しいと思った一湯です。
下呂にはココともう一箇所しか共同浴場が無いので、数泉する人ならば立ち寄る価値があると思いました。
2007-6/3
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