下呂温泉岐阜県

民宿 松園 (下呂温泉) ★4.5

アルカリ性単純温泉
(下呂温泉集中管理源泉 混合泉 - 幸田ポンプ所)
55度 / ph9.18 / 2300L / 動力 / H16.11.5
Na+ = 109.5 / K+ = 1.0 / Ca++ = 1.9 / Cl- = 75.6
F- = 15.6 / HS- = 0.2 / SO4– = 10.7 / HCO3- = 31.7
CO3– = 33.9 / HAsO2 = 0.1 / H2SiO3 = 62.1
HBO2- = 5.4 / H2S = 1.3 / 成分総計 = 349mg

岐阜県下呂市幸田1182-1
0576-25-2110
貸切内湯 × 1
日帰り不可 (素泊まり4350円から)
日帰り入浴不可

下呂駅から歩いて1分、お土産屋さんなどが並ぶ交差点の角と言う一等地にある温泉民宿です。とても良い立地条件で、表向きは食堂ですが、宿泊も出来ると言う仕組み。
ナビがあったので目の前までは迷わず辿り着けましたが、いざついてみると、駅前の十字路、「え、こんな所にあるの?」と、少しウロウロして迷ってしまいました。

お宿は客室数6部屋のとても小さなものです。
お風呂は内湯のみで、男女別に別れておらず、1箇所あるだけです。
中から鍵を掛けて貸切で使うものでした。
タイル張りの浴室で、小さな湯船がひとつあるだけです。貸切だから問題ではありませんが、もし見知らぬ他人と一緒に入らなければならないとすれば、かなり窮屈な思いをする事でしょう。


家庭用風呂の延長と言った感じのもので、眺望は全くありません。
お湯は無色透明のものが張られており、ちょっと強面なライオン湯口から熱い源泉が注がれています。
ちょっと熱めの44度に調整されていました。恐らく利用者が勝手に水で埋める仕組みと思われます。

さて、入った感想。素晴らしいの一言です。肌触りがツルツルし、お湯からあがってもシットリツルツルする感触が残ります。浴後はあまりベタつきが残りません。
小さなお風呂ですので、循環など一切されておらず、完全な掛け流しになっています。
臭いも甘い硫黄臭が香るもので、とても心地がいいです。

湯船に張られたお湯だけでも大満足なのですが、更に特筆すべきは、カランのお湯。なんと、蛇口を捻るとココからも温泉が出てきました。
源泉そのままだと熱すぎるので、水を加えて適温に調整するのですが、それでもお湯の特徴をしっかりと感じる事が出来て素晴らしいです。
シャワーを頭からザブザブかぶっていると、心地いい硫黄の臭いに包まれます。
これは病みつきになりそう!湯船のお湯に浸かるのも気持ちがいいですが、頭からシャワーをかぶるのが気に入ってしまい、何度もかぶって硫黄の臭いを全身で堪能しました。

最高です!!!

ココに宿泊した翌日、下呂で10箇所近く湯巡りしましたが、噴泉池を除いて、完全に掛け流しのお風呂はどこにもありませんでした。
たかが民宿と侮る無かれ!源泉に全く手を加えずに掛け流している、下呂では絶滅危惧種的に貴重なお宿なのです!
利用者が少なくて、湯船が小さいから出来る事なのでしょう。

加えて、お宿の立地が幸田ポンプ所から近いのもお湯の良さを引き立てていると思われます。幸田ポンプ所は駅前にあるのですが、お宿からの距離は、直線で50m程度ではないでしょうか。
下呂には他にもポンプ所がありますが、硫黄成分と、ツルツルの元となる炭酸イオン(Co2–)は、幸田ポンプで計測されたものが一番高い数値を示しています。
この松園以外で、幸田ポンプ所に近く、小ぶりな湯船を持っていそうな小さなお宿って、ざっと見た限りでは無さそうでした。(実はあったらごめんなさい)

私は下呂全部の温泉施設にくまなく入っている訳ではありませんので、あくまでこれは妄想の域を脱しないものですが、下呂に数多くある観光客が利用出来るお湯で、一番泉質が良いのは、ココ、松園なのではないかとも思えてきます。
砂の中から宝石を見つけたような気分ですね。

・・・と、まぁ、感動に任せて好き勝手書いていたらエライ提灯記事のようなものが出来あがってしまった。(笑)
あえてそのまま載せますが、判断はご自由にお任せします・・・

宿泊料金もリーズナブルで、遅い時間のチェックインでも嫌な顔をひとつされず、そして何よりもお湯が素晴らしい、下呂では貴重な完全掛け流しのお宿です。
お料理も自慢だそうで、2食付きで泊まってもそれほど高くは無く、次回訪れる際はもう少し早い時間にチェックインしてお料理も堪能したいと思いました。

泉質マニアな方には胸を張ってお勧め出来る、素晴らしい一湯でした!

2007-6/2

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