ナトリウム-塩化物・炭酸水素・硫酸塩泉
(能登島金城温泉)
39.7度 / ph8.5 / 24.6L / 動力 / H4.12.9
Na+ = 299.4 / K+ = 3.7 / Mg++ = 0.7 / Ca++ = 7.4
Al+++ = 1.0 / Cl- = 207.4 / SO4– = 145.8 / HCO3- = 257.6
CO3– = 12.6 / H2SiO3 = 117 / HBO2 = 6.1
成分総計 = 1064mg
石川県七尾市能登島閨町56-15-1
0767-85-2346
男女別内湯 ・ 露天風呂
400円
営業時間 ? – 22:00
能登島の一角、この直前に立ち寄った島の湯からは車で10分くらいの場所にある民宿です。
地元の人に愛される鄙びた浴場と聞いて行って参りました。
辿り着いてみると、外観はまるで民家のような造りをしたお宿です。
玄関を開けて中に入ると、地元の人だかお宿の人だか、数名の方がいました。
「あの・・・日帰り入浴お願いしたいのですが。」と、とりあえず聞いてみると、その中の一人のオバチャン、「あ、お客さんだよ!オーナーいるぅ!?」と、中へ呼びに行って下さいました。
多分お客さんだったのでしょうか。噂どおりに、地元密着型のお風呂って感じがします。
余所者がお邪魔してスミマセン・・・
お風呂は男女別で、内湯がひとつあるだけのとてもシンプルなものです。
建物からも想像出来る通りに使い込まれたタイル風呂で、まるで共同浴場のような造りをしています。
私はなぜかこう言う造りのお風呂見るとホッとするんですね。
浴室には湯船がひとつあり、左右仕切られていました。
お湯は無色透明のもので、左右どちらの湯船もジェットバスがされています。
一番左側にも湯船があるのですが、こちらにはお湯が張られていませんでした。
臭いは特にせず、僅かにツルツルするかも知れないと言った程度の、あまり特徴を感じないものです。
ただ、この日の私は、ここに来るまでに強烈な塩化物泉続きでしたので、この無個性なお湯がなんだかとても嬉しく、妙に落ち着きました。
湯口は2つの浴槽の真中にあり、蛇口になっています。私が入った時はお湯が注がれていませんでしたが、捻ると盛大にお湯が出てきました。
どちらも温泉なのかな?それぞれ熱湯と冷水が出てくるので、両方のバランスで温度調整をする仕組みです。
盛大に掛け流した状態で入れば、ちょっと贅沢な気分を味わえるのですが、何だか申し訳なく、ずっとその状態で入る事は自粛。
完全に止まっているのも寂しいので、入浴中はチョロチョロ掛け流しながら入りましたが、出る時は元あった通りピッチリお湯を止めてきました。
きっと地元の人もこうやって使っているんだろうなぁ。
なんとも素朴です。
このお湯だけが目当てで石川まで来るのは遠いですが・・・
でも、鄙びた浴室が好きだったり、地元密着の雰囲気を味わいたい人は、一度行ってみても良さそうなところです。
滅多に行く機会の無い能登島、チャンスあれば是非どうぞ~!
2007-6/16
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