石川県

かたやま緑華苑 (粟津温泉) ★4.0

ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(源泉名:かたやま源泉)
39.1度 / pH7.4 / 動力揚湯 / 毎分15.7L / H17.6.2
Na+ = 505.9 / K+ = 17.2 / Li+ = 0.3 / / Ca+ = 74.3
Mg+ = 0.7 / Sr+ = 1.0 / Fe+ = 0.3
F- = 5.2 / Cl- = 225.8 / HCO3- = 99.4 / SO4- = 865.1
CO3- = 0.2 / H2SiO3 = 81.8 / HBO2 = 8.2 / CO2 = 16.5
成分総計 = 1903mg

石川県小松市粟津温泉ワ47
0761-65-1100
男女別内湯
500円
立ち寄り時間は要確認

2015年3月に北陸新幹線の長野⇔金沢が開通し、東京から金沢まで2時間半で行けるようになりました。
そんな訳で、テレビなんかでも金沢が話題になる事しきり。
それならばと言う事で、新幹線は使わずに車でなのですが、2016年のゴールデンウィークは北陸旅行に決定!
金沢の兼六園や武家屋敷なんかを巡り、泊まるならば加賀温泉郷のどこかでと思って色々と探してみたのですが・・・

いやぁ、流石は百万石と言われた加賀の温泉、どこも高いんですよね。
そんな中で、なんと邸内から湧き出る自家源泉のお宿で比較的お安く泊まれる所を発見!
それが本日の投宿先、粟津温泉にある「かたやま緑華苑」さんに決定!
立ち寄りもしたいと思っていた粟津温泉の共同浴場「総湯」の目の前と言う好立地のお宿です。

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お値段からも想像がついたのですが、建物は豪華絢爛とはいかず、少し年季が入った感じです。
ただ、邸内で沸いていると聞いていた源泉ですが、思った以上に目立つ所にありました。
なんと、建物正面の駐車場の一角にあるのです。

ちなみに写真では分かり難いですが、私の車(フィアット)のすぐ隣に「かたやま源泉」があります。
そしてもうひとつ、駐車場の端には「金閣源泉」と言うのがありました。
「露天のゆ」と書かれており、「はて?このお宿には露天なんか無いんだけど・・・?」と思って調べてみたら、すぐ近くにある別のお宿に引いている源泉のようです。
邸内から湧いているお湯を別の旅館にも供給しているなんて、まさに湯元って感じですね。

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お風呂は男女別で内湯のみです。

タイル張りで、壁面にはナンダロ・・・?
よく分かりませんが、何かの模様が施されています。
お宿の規模からしたら最低限度と言った感じの大きさのお風呂ですが、個人的な話をすると、こういう造りは結構好きです。

源泉温度が約39度と温めなので、加温して循環がされているようです。
邸内で沸いているとの事ですが、毎分15.7リットルで、それを男女それぞれに分湯しているわけですから、湯量はあまり多いとは言えないです。
ただ、湯舟の一角からはお湯がオーバーフローしているので、循環は併用しつつも新湯は常に注がれている様子が伺えます。
幸いな事に、恐れていた塩素臭はありません。


お湯は無色透明、ほんのりと温泉臭が漂います。
泉質は所謂芒硝泉で、成分表に書かれた数値だけを見ると、私が大好きな芒硝臭がプンプンと香ってきそうな気もします。でも、僅かながらに芒硝臭がありますが、それほど濃くは感じません。
加温循環である事に加えて、浴槽の一部がジャグジーになっています。
きっと空気に触れている時間が長いのでしょうね。
芒硝泉特有の肌を刺すようなビリビリ感は失われており、とても柔らかく揉まれているような印象があります。

でも、これはこれで気持ちが良いお湯です。
何だかんだで、夜2回、朝もじっくりと、邸内で沸く独自源泉をしっかり堪能させて頂きました。

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今回は総湯めぐりがメインテーマでしたので、何時に到着出来るかも予想つけ難く、素泊まりでの宿泊となりました。
そんな素泊まりで訪れた我が家でしたが、お宿の方々はとても暖かくアットホームな対応で、とても居心地が良かったです。

もしまた加賀に訪れる機会があれば、今度は食事付きで再訪してみたいお宿でした。

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2016年 5月3日 ー 初訪問・宿泊

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