ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(鷹の湯1号、鷹の湯2号)
1号=83度、2号=94.5度 / ph7.8 / 126.7L / 掘削自噴 / H16.9.7
Na+ = 3395 / K+ = 128.5 / Nh4+ = 31.8 / Mg++ = 2.4
Ca++ = 1907 / Sr++ =26.9 / Ba++ = 1.0
Cl- = 8932 / Br- = 32.3 / I- = 5.3 / SO4– = 202.2
HCO3- = 40.1 / H2SiO3 = 93.5 / HBO2 = 282
成分総計 = 15090mg
新潟県十日町市松之山湯本32
025-596-2243
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
営業時間 要確認
松之山温泉街の入り口にあるお宿です。
お宿の目の前を通った時、何だか、とても強く惹かれるものがありました。
門構えが、私の好みなのです。まるで東北にある客舎のようなシンプルさで、看板がひとつ掛かっているだけ。
その看板には、「内湯」って書かれています。
私的には、これだけでノックアウト。
とりあえず中に入り、入浴の交渉をしてみたところ、快くOKして下さいました。
お風呂は男女別に別れており、それぞれに内湯と露天があります。
お宿の規模相応と言う感じの広さで、脱衣所は2人同時がせいぜい。
3人一度に脱ぎ着しているとかなり窮屈な広さしかありません。
まずは内湯。一言で言って、激しく狭いです。個人的には狭いと言うのは好材料で、嬉しくなります。
狭いながらも、ちゃんと洗い場があり、そのすぐ後ろは湯船です。
湯口からはお湯が物凄い勢いでドバドバと注がれています。
一瞬、おぉ!っとなったのですが、残念ながら循環。源泉用と思われる湯口は別にあるのですが、新湯は殆ど足されていない様子。
あらら、期待したのになぁ。
でも、利用者が少なく、循環と言ってもかなりザルなようで、ただ無駄にお湯をぐるぐると回しているだけのような気もします。
鮮度は当然劣化していますが、そんなに悪いお湯ではなく、これはこれで結構気持ちが良いです。
続いて露天。脱衣所と繋がっているので、内湯からだと一旦狭い脱衣所を通り抜ける必要があります。
こちらは、出たらすぐに湯船と言う造り。掛け湯をすると脱衣所にお湯が飛ぶか、掛け湯したお湯がそのまま湯船に逆流してしまいそうな造りです。
建物の裏手に造られた物で、眺望は無く、とってつけた様な感じすらしますが、個人的にこう言うのは嫌いではありません。
で、肝心のお湯ですが、どうやらしっかり掛け流しのようです。湯口からは熱湯の源泉が少量づつ注がれています。お湯は内湯より熱くて45度くらい。
強いアブラ臭とコールタール臭のような物が混じり、松之山の源泉を存分に堪能出来ます。これはアタリです!
湯船の大きさ対する新湯投入量は極めて少ないですが、利用者が少ないので、お湯の鮮度は悪くありません。
ただ、ちょっと気になるのが、内湯から竹湯口が一本伸びている事です。
内湯のぽいぽい湯が注がれてしまう仕組みのようで・・・ちょっとなぁ。
まぁ、利用客少なく、内湯がほぼ完全循環だった事が結果的に功を奏し、あまり意味を成していないのが幸いでした。
外観に引かれて入りましたが、内部も素晴らしく、とても満足した一湯です。
2007-11/24
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